スーパー耐久第3戦鈴鹿から、今季新設されたST-TCRクラスに参戦するアデナゥのフォルクスワーゲン・ゴルフGTIが、富士スピードウェイでシェイクダウンされた。
今季からスーパー耐久には、全世界的に流行の兆しをみせるTCR車両を使ったST-TCRクラスが設けられており、開幕から2戦はホンダ・シビックTCRとアウディRS3 LMSが参戦している。今回、密山祥吾率いるアデナゥがフォルクスワーゲン・ゴルフGTIを投入することで3車種めの参戦となる。
ヨーロッパ車をメインにチューニングやメンテナンス、サーキットサポート等のさまざまな業務を行っているアデナゥは、事業のひとつとしてイギリスのRacinglineと提携。フォルクスワーゲン向けのチューニングパーツを販売するRacingline Japanを設立しており、ゴルフGTIはうってつけの車種と言える。
ホワイトとネイビーのカラーリングに彩られたゴルフGTI TCRは、密山とフィリップ・デベーサによって鈴鹿から参戦することになるが、それに先立ち富士スピードウェイでシェイクダウンされた。密山によれば「まだ詰める必要はあるが乗りやすい」とのことだ。
ヨーロッパでは優勝を争う存在なだけに、スーパー耐久での戦いも大いに期待したいところだろう。