PACIFIC with GULF RACING 「GULF NAC PORSCHE 911」
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 3 in KYUSHU 300km RACE
予選 5月20日(土)18位
決勝 5月21日(日)17位
観客数 2万8670人(2日間合計、(株)オートポリス調べ)
●予選
事前の想定以上に日差しが強く、路面温度・気温が上昇。チョイスしたタイヤにとっては厳しい条件だった。過酷化する状況にもかかわらず、峰尾恭輔が同日午前中の公式練習中のベストタイム1'46.668(峰尾恭輔)を0.365秒縮めるアタックで奮闘するも1'46.303で予選18番手。
決勝日の天気予報も晴れ。ひきつづき厳しい条件下での戦いとなることが予想されたが、「Pushする!」というジョノ・レスターの声とともにチームも一丸となって確認作業をして予選日を終えた。
●決勝
快晴。午後2時、1stドライバーはジョノ・レスターで300㎞スタート。レース開始早々にポジションを2つ上げ一時16番手になったが、追い返され17番手に。5周目には車両3台が絡むクラッシュが発生しセーフティカー導入。レース序盤から波乱の展開となる。
コースの復帰作業のためスロー走行が続き、ジョノ・レスターが力を発揮できるはずであった序盤の周回を活かせない。
異なる排気量の車両が混走するスーパーGTでは500クラス車両のトップが規定周回数をクリアした時点でのチェッカーフラッグとなるため、300クラスのチェッカーフラッグまでの走行距離は500クラスよりやや短い。
実質的には60周程度の周回でレースが終了してしまうのである。少ない周回数のなか、数少ないオーバーテイクのチャンスを活かしていきたいところ。
レースはその後14周目にリスタート。ジョノ・レスターはリスタート後から35周目のピットインまで、実質20周の周回を重ねるが、前方のトラフィック、少なくなった周回数、タイヤチョイスミスなどの条件が重なりオーバーテイクが難しい。
35周目にピットイン。ドライバー交替・給油・タイヤ交換を無事に終えて14番手でコース復帰。2ndドライバーの峰尾恭輔は順調なタイムで周回を重ねた。
しかし途中からペースダウン、フロントタイヤがバースト寸前になり、やむなく55周目に2回目のピットイン。フロントタイヤを交換しコース復帰。17位完走を果たした。
次戦、第4戦はスポーツランドSUGOにて。7月22日土曜日(予選)、23日日曜日(決勝)です。
ドライバーコメント
●峰尾恭輔
ピットアウトして14位で始まり、最初は車のバランスも良く、周回バランスを考えながら良いペースを保っていたのですが、途中からフロントタイヤの状況が悪化してしまい、最後までもたせることができない事態になってしまいました。
というのも、本当はミディアムで繋げたいところ、それまでのペースをみてミディアムソフトを入れないとポイントゲットは難しいとなり、勝負を賭けた結果のタイヤチョイスでした。
今回の戦略は思いどおりにはいきませんでしたが、このチャレンジは次に繋がると思います。みんなで案を出して、みんなで戦ったので、これは次に繋がるレースだったと思います。
ここからは取りこぼしがないように、ドライバーとして良いタイムを出して、チームのみんなをリードしながら強いチームにしていき、もう一回チャンピオンシップを戦える位置に戻っていきたいと思います。
●ジョノ・レスター
今日は、ある戦略を試みたのですが、快晴の青空とは裏腹に私はトラフィックの中にいました。また、フィニッシュまであと4周というところで、タイヤの状況からピット入りを余儀なくされました。
さて、チームは次のラウンドまでに合計6日のテストを予定しています。そこで、高温条件にも対応するハードタイヤについてテストしたいことがあります。そして次のラウンドにはその成果をもって臨みます。ご声援ありがとうございました。