落合宏理が2007年春に始動したブランド「ファセッタズム(FACETASM)」を展開するファセッタズムは2015年に設立。同氏は昨年、日本人デザイナーで初めて「LVMH Young Fashion Designers Prize(LVMHプライズ)」ファイナリストに選出された。日本国内の取り扱い店舗数は約50店舗で、現在ではパリでコレクションを発表し海外卸を拡大している。今後の成長を見通してパートナー先を探していたところ、ブランドリテールプラットフォーム事業を推進しているネクスグループと戦略が合致し両社の企業価値向上に繋がると判断したことで、バーサタイルとの資本提携に至ったという。ネクスグループが目指すファッション業界向けのIoT関連サービスの開発や普及においても協業し、販売データやウェブ上の情報などをビックデータ化しAIと組み合わせることで客の好みに合わせたアイテムのレコメンドや商品開発に活かしたり、衣類そのものに導電性の高い繊維やセンサーを組み込んでウエアラブル端末の操作をしたりと、様々な展開を想定している。