2017 AUTOBACS SUPER GT Round-3 / SUPER GT IN KYUSHU 300KM
Hitotsuyama Audi R8 LMSが13位完走。
後半追い上げるも、不運が響きポイント圏内には届かず。
Audi Team Hitotsuyamaは、2017年5月20日、21日、大分県のオートポリスで開催されたSUPER GT第3戦「SUPER GT IN KYUSHU 300KM」を13位で完走しました。不運の影響が残り、後半の追い上げにもかかわらずポイントには届きませんでしたが、次戦への希望をつなぐ走りを見せることができました。
2016年4月に発生した熊本地震により、昨年はオートポリスでのレースは中止となりました。旧型で戦った2015年は5位入賞を果たしており、テクニカルコースのオートポリスは現行のAudiR8 LMSにとっても相性が良いとされるだけに、Audi Team Hitotsuyamaは期待を胸に、1周4.674kmを65周で戦うレースに臨みました。
Q1、Q2の2段階で行われるノックアウト方式の予選は、リチャード・ライアンがQ1を担当しました。ここでHitotsuyama Audi R8 LMSに異変が。ライバル勢が1分45秒台、上位5台にいたっては1分44秒台のベストタイムをマークする状況で、ライアンのドライブするAudi R8 LMSは1分46秒360と、思ったほどペースが上がらないのです。
実は当日午前の公式練習でもタイムが伸びなかったHitotsuyama Audi R8 LMSは、タイヤの内圧が上がらないというトラブルを抱えていたのです。予選後、内圧の指示を誤ったことが判明しましたが、時すでに遅く、19番手に留まったHitotsuyama Audi R8 LMSは、Q2進出はなりませんでした。
予選結果 P1 #25 VivaC 86 MC 松井孝允/山下健太 P2 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口卓人/山内英輝 P3 #5 マッハ車検 MC86 GTNET 坂口夏月/藤波清斗 P19 #21 Hitotsuyama Audi R8 LMS リチャード・ライアン/柳田真孝
スタートを担当したのは柳田真孝。Audi Team Hitotsuyamaに加入以来はじめてのスタートドライバーを託された柳田に、チームは序盤から攻めの走りを指示しました。ローリング方式のスタートを確実に決めた柳田がポジションアップを狙ってプッシュしようとした矢先の4周目、最終コーナーでGT500とGT300のマシンクラッシュが発生しセーフティカーが導入。13周目にレースは再開され柳田のペースも徐々に上がりますが、混雑したコース上でポジションを上げるにはいたらず、28周目が終わったところで、ステアリングをライアンに委ねます。
ここでAudi Team Hitotsuyamaに不運が降りかかります。隣接するピットのマシンが直前にタイヤバーストに見舞われスロー走行、Audi Team Hitotsuyamaのピット真横に斜めにマシンを停めてしまったのです。これにより、Hitotsuyama Audi R8 LMSも斜め停めでのピット作業を余儀なくされ、さらにピットレーンにマシンを押し戻さなければならなくなってしまいました。ここで10秒以上をロスすることになったのです。