映画『メアリと魔女の花』の新たな声優陣として神木隆之介の出演が発表された。
7月8日から公開される米林宏昌監督の新作アニメーション映画『メアリと魔女の花』。かつて魔女の国から盗み出された7年に1度しか咲かない花「夜間飛行」を見つけた主人公のメアリが、一夜限りの不思議な力を手に入れて魔法世界の最高学府「エンドア大学」への入学を許可されるが、メアリのついた嘘によって大事件が起こるというあらすじだ。メアリの声を杉咲花が演じるほか、声優として天海祐希、小日向文世、満島ひかり、佐藤二朗、渡辺えり、大竹しのぶの参加がこれまでに明らかになっていた。
神木が演じるのは、メアリの嘘によって事件に巻き込まれる赤い館村の少年ピーター。神木は2010年に公開された米林監督の『借りぐらしのアリエッティ』でも声優を務めており、今回が2度目の参加になる。
同作への参加について神木は「7年ぶりに米林監督と一緒にお仕事をさせていただけると聞いて、すごく懐かしい気持ちとうれしい気持ちでいっぱいになりました」とコメント。主演の杉咲は神木について「耳に心地よい、いつまでも聴いていたい素敵な声でした」と賛辞を送っている。
また米林監督は「杉咲さんのメアリと神木さんのピーターのデコボココンビは、作品に温かい空気を与えてくれました」とのコメントを寄せているほか、西村義明プロデューサーは神木の起用について「思春期直前の少年の中にある無邪気さ、優しさ、儚さ、逞しさ。子どもでも大人でもない、その中間に一時だけ存在する少年性を求めたとき、神木隆之介さんの声に正解がありました」と語っている。
■神木隆之介のコメント
7年ぶりに米林監督と一緒にお仕事をさせていただけると聞いて、すごく懐かしい気持ちとうれしい気持ちでいっぱいになりました。本当に夢があるストーリーで、メアリの奔放さだったり、ピーターの真っ直ぐさだったり、ちいさな勇気が大きく何かを変えるパワーを持っているということを感じました。観終わった後に、きっと笑顔になれる素敵な作品に仕上がっていると思いますのでご期待ください。
■杉咲花のコメント
神木さんが過去に声優をされている作品を見ていたので、今回ご一緒できて本当にうれしかったです。個別でアフレコをしている時も神木さんの声をイメージして演じることができました。神木さんの声は耳にとても心地良く、いつまでも聴いていたいと思いました。観終わった後に、いつもより明日が楽しみって思える映画になると思いますので完成を楽しみにしていてください。
■米林宏昌監督のコメント
神木さんとはアリエッティ以来7年ぶりの仕事でしたが、前回と同じく12歳の少年の役をお願いしました。メアリが引越し先で出会う、地元の優等生的な勤労少年ピーター。
ドジばっかりするメアリをピーターが笑うのですが、神木さんは嫌味なく爽やかに演じて下さいました。杉咲さんのメアリと神木さんのピーターのデコボココンビは、作品に温かい空気を与えてくれました。
■西村義明プロデューサーのコメント
思春期直前の少年の中にある無邪気さ、優しさ、儚さ、逞しさ。子どもでも大人でもない、その中間に一時だけ存在する少年性を求めたとき、神木隆之介さんの声に正解がありました。お転婆なメアリに翻弄され、映画の中で最も大変な思いをするピーターですが、映画の中で一番の「いいヤツ」なのです。