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交通事故で亡くなったニッキー・ヘイデンのレースキャリア/1981年ー2017年

2017年05月23日 02:32  AUTOSPORT web

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ニッキー・ヘイデンが使用していたCBR1000RR
2006年のMotoGPチャンピオンであるニッキー・ヘイデンがイタリアのサイクリング中に交通事故に遭い、5月22日の夜に死亡が確認された。

 ヘイデンは、1981年にケンタッキー州オーエンズボロで生まれた。父親がダートトラックのライダーだったため、ヘイデンは3歳からバイクに乗り始め、5歳のとき初めてレースに出場する。

 その後、数々のレースを経験し、2001年にAMAスーパーバイク選手権に参戦。2002年に史上最年少でチャンピオンを獲得した。

 その翌年の2003年にロードレース世界選手権、MotoGPにホンダのファクトリーライダーとして参戦を開始。2005年の第8戦アメリカGPでポール・トウ・ウインを達成し、最高峰クラスで初優勝遂げる。そしてホンダのMotoGPマシン、RC211Vのラストイヤーとなった2006年にチャンピオンを獲得した。

 2008年はホンダを離れ、ドゥカティへ移籍。2009年にはドゥカティのファクトリーライダーとなり、バレンティーノ・ロッシと3年間ともに戦った。

 2014年から2年間はサテライトチームのアスパーへ移籍し再びホンダのマシンで参戦。そして2016年からはスーパーバイク世界選手権(SBK)に戦いの舞台を移し、第6戦マレーシアでルーキーイヤーにもかかわらず優勝を挙げた。

 17年は、レッドブル・ホンダ・ワールド・スーパーバイク・チームから参戦。新型マシンのCBR1000RR Fireblade SP2を駆り、チャンピオンの獲得を目指していた。

■ニッキー・ヘイデンの主な戦績
1998年
 AMA 750SS 4位、AMA 600SS 4位

1999年
 AMA スーパーバイク 22位
 AMA 600SS チャンピオン
 AMA フォーミュラエクストリーム 2位
 AMA 600SS 4位

2000年
 AMA スーパーバイク 2位

2001年
 AMA スーパーバイク 5位

2002年
 AMA スーパーバイク 3位

2003年
 世界選手権 MotoGP 5位 (ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得)

2004年
 世界選手権 MotoGP 8位

2005年
 世界選手権 MotoGP 3位

2006年
 世界選手権 MotoGP チャンピオン

2007年
 世界選手権 MotoGP 8位

2008年
 世界選手権 MotoGP 6位

2009年
 世界選手権 MotoGP 13位

2010年
 世界選手権 MotoGP 7位

2011年
 世界選手権 MotoGP 8位

2012年
 世界選手権 MotoGP 9位

2013年
 世界選手権 MotoGP 9位

2014年
 世界選手権 MotoGP 16位

2015年
 世界選手権 MotoGP 20位

2016年
 スーパーバイク世界選手権 5位