先週水曜日にイタリアでサイクリング中に交通事故に遭った2006年のMotoGPチャンピオン、ニッキー・ヘイデンが5月22日(月)に亡くなった。
ヘイデンは、水曜日にイタリアのリミニ近郊で友人とサイクリング中に、クルマに衝突。頭部と胸部に重傷を負った。
当初はリミニの病院へ搬送されたが容態は改善せず、より高度な医療活動が行えるチェゼーナのブファリーニ病院へと移った。
その後、集中治療が行われていたが、脳浮腫による頭蓋骨への圧力を和らげるための手術を行うにはヘイデンの容態が十分安定していなかったため、深刻な状態が続いていた。
ヘイデンの容態はその後変わらず、病院側は5月22日の現地時間19時09分にヘイデンの死亡が確認されたと発表した。
ヘイデンは2003年にホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダチームから最高峰クラスにデビュー。そしてRC211Vのラストイヤーとなった2006年にMotoGPチャンピオンに輝いた。
2009年はドゥカティに移籍し、2014年から2年間アスパー・チームから参戦。2016年から戦いの舞台をスーパーバイク世界選手権(SBK)へと移した。