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ギリシャの経済危機モチーフのTシャツも「プレッシャー」のアパレルラインが初上陸

2017年05月22日 21:14  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

Tシャツには「UNDER PRESSURE」の文字 Image by: PRESSURE
パリを拠点に雑誌などを発行している「プレッシャー(PRESSURE)」から今年登場したアパレルラインが、日本での展開を開始する。デザイナー Théodoros Gennitsakisのルーツであるギリシャが置かれている状況を反映したアイテムを中心に展開。経済危機をモチーフにしたTシャツなどユーモアやアイロニーの込められたアイテムがそろっている。

 デザイナーのThéodorosは、デジタルデザインのコンサルティング会社でアートディレクターやクリエーティブディレクターを10年以上務めた経験を持つ。2012年に会社「PRESSURE」を立ち上げ、2014年には雑誌「PRESSURE MAGAZINE」を創刊。ファッションとは関係が無い分野で活動するフォトグラファーを起用し、新しい形でのファッションを発信している。2018年にはパリに「プレッシャー」としての作品がそろうショップをオープンする予定。
 Théodorosが手掛けるアパレルラインは、2017年にデビュー。春夏や秋冬といったカテゴリーは設けず、国内では「ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)」「ウィズム(WISM )」「オー(O)」といったセレクトショップで5月末頃から取り扱われる予定。Tシャツ(8,900円)やスウェット(1万9,000円)には、ギリシャの大富豪アリストテレス・オナシスが貧困層にあたるタクシードライバーと並べられたグラフィックをはじめ、アテネ五輪モチーフ、ギリシャに続き経済的な問題を抱えている国々の国旗に「UNDER PRESSURE」という言葉が添えられたグラフィックなどがプリントされた。Tシャツやスウェットのほか、ジャケット、キャップ、シャツなどもラインナップしている。
■PRESSURE:公式サイト