トップへ

フェミニズムに特化したメディア「SHEROS」アッシュペーフランスが開設

2017年05月22日 21:14  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

SHEROS Image by: H.P.FRANCE
アッシュ・ペー・フランス(H.P.FRANCE)が、フェミニズムを支援するオウンドメディア「SHEROS」を立ち上げた。タイトルは、女性の(=SHE)ヒーロー(=HERO)たち(=S)という意味を持つ造語。同社の企画室が運営している。

 SHEROSの発端は、ロサンゼルス在住のジェニファー・アームブラストとニューヨーク在住のハンナ・フシハラ・アーロンの2人の女性キュレーターが企画した「女性のヒーローに手紙を書こう」という参加型アートプロジェクト。オノ・ヨーコなどの著名人や自身の母親などに宛てた多くの手紙を展示した展覧会がアメリカ国内を巡回し、フェミニズムの思想とアートの視点が共感を誘ったという。日本でも2014年10月24日から11月30日に、アッシュ・ペー・フランスが運営するセレクトショップのランプ ハラジュク(Lamp harajuku)でアート企画が開催され、多くのクリエーターが参加した。
 新たに開設されたメディアSHEROSのコンセプトは、「現代のフェミニズム」の提案。アメリカのカルチャー特有の社会的抑圧やジェンダーバイアスに対する伸びやかな反逆手段として、フェミニズムの思想にアートを織り交ぜ、女性的な発想や繊細でクリエーティブな感性が時代を作るという考えだ。クリエーターやユーザーを巻き込んだコミュニティ形成を目的に、ハンナ・フシハラ・アーロンによるアートプロジェクトのアーカイブやクリエーター情報、ニュースやコラムなどを掲載。ランプ ハラジュクのクリエーティブディレクター矢野悦子、ギフトプロモーションを手掛ける國吉祐子といった、女性を中心としたチームでコンテンツを制作していく。
■SHEROS:サイト