中上はフランスGPを7位でゴール
パウィは22位フィニッシュ
2017年5月21日(日)Rd.05 フランスGP ル・マン・サーキット
コンディション:ドライ 気温:20℃ 路面:36℃
全26周で争われた第5戦フランスGPの決勝レースで、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶は7位でフィニッシュ。チャンピオンシップで貴重な9ポイントを獲得しました。チームメートのカイルール・イダム・パウィは、22位で完走を果たしました。
6列目18番グリッドからスタートの中上は、序盤の周回から順位を一気に上げ、10周目にはシングルポジションに浮上しました。その後も、沈着冷静な走りで好機を狙い、前の選手たちをオーバーテイクし続けると、最終ラップにはこのレースウイークの自己ベストタイムを更新。7位でゴールしました。
一方のパウィも、31番グリッドスタートから着実に順位を上げ、バトルを続けながらMoto2クラスにおけるベストリザルトを獲得しました。
第6戦イタリアGPは、ムジェロ・サーキットで6月2日(金)に走行を開始。Moto2クラスのFP1は、現地時間午前10時55分(日本時間午後5時55分)にスタートします。
中上貴晶(7位/42'33.970/+16.413)
「厳しいスタート順位から盛り返して、7位でゴールできたという意味ではよかった部分もありますが、全体的に苦戦するウイークでした。そこは反省点で、今後に向けた大きな課題です。セットアップは、昨日の予選から今日のウォームアップ走行にかけて変更し、さらに決勝レースで微調整をしました。今回はポイントを獲得できたとはいえ、納得できる結果ではありません。次のムジェロはとても好きなコースなので、今回の宿題の結果を出して、いいレースをしたいと思います」
カイルール・イダム・パウィ(22位/43'07.237/+49.680)
「今回は全体的に苦戦したレースウイークでしたが、いい内容の決勝になりました。チームがとてもがんばってくれたおかげで、レースでいい経験を積むことができました。今週は3回も転倒してしまったので、肉体的にも精神的にも厳しい状態でしたが、自分を信じて最後までがんばりました。ムジェロでも、この調子で前進し続けたいと思います」
岡田忠之 チーム監督
「中上は厳しい順位から追い上げて、最終ラップでベストラップを更新したのでよくがんばってくれたと思います。予選でいいポジションを獲得するためには、早い段階でマシンをセットアップすることが重要なので、次戦からそこに集中して、表彰台の頂点に早く復帰できるよう全員で力を合わせてがんばります。パウィも、決勝レースで予選よりも約1秒もいいタイムで走れました。このフィーリングをどんな条件でもキープできるように、これからも努力を続けてほしいと思います」