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SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 スーパーGT第3戦オートポリス 決勝レポート

2017年05月22日 11:12  AUTOSPORT web

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SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 スーパーGT第3戦オートポリス 決勝レポート
LMcorsaレースレポート:SUPER GT 第3戦決勝・オートポリス

LMcorsa Super GT, Racing Reports 2017 Vol.5-2

Round3:AUTOPOLIS INTERNATIONAL RACING COURSE.2017/05/21

スターティンググリッド:21番手 決勝結果:12位(60周)
天候:晴れ、コース状況:ドライ

決勝
 AUTOBACS SUPER GT シリーズ第3戦の決勝レースが、オートポリスで5月21日(日)に開催された。昨年は熊本地震の影響により中止されたこともあり、2年振りとなった今年は1万8200人もの観衆がサーキットに詰めかけた。

 天気は前日の予選と同じく朝から夏のような暑さで、10時30分から行われたピットウォークでは多くのファンがLMcorsaのピットを訪れ、飯田章と吉本大樹の両ドライバーはファンの声援に笑顔で応えていた。

 そして11時50分からレースへ向けてのスタート進行が開始され、12時30分からのウォームアップ走行で15番手タイムをマーク。

 決勝レースへの最終チェックを行ったチームは、前戦に引き続き「SYNTIUM LMcorsa RCF GT3」をポイント圏内フィニッシュへ持ち込むため気合いが入る。

 レースに向けてグリッドに整列した各マシンは、大分県警の白バイとパトカーに先導されパレードラップを行い、その後フォーメーションラップとなり、決勝スタートを迎える。

 チームは21番手グリッドからのスタート、1台でも多くを抜いて上位進出を目指していく。

 今回スタートドライバーを担当したのは飯田で、ポジションアップのための追い上げを開始したときに最終コーナーでアクシデントが発生。これによりセーフティーカーが導入されてしまい、16番手で周回を重ねていくことになってしまう。

 そして12周目にレースは再開。オートポリスは抜きにくいこともあり、ポジションキープとなってしまうが、20周目当たりからピットストップに入るチームが出てきたこともありポジションはアップ。27周目に12番手で吉本にバトンをタッチすることとなる。

 ドライブを引き継いだ吉本はコンスタントにタイムを刻んでいくが、背後から追い上げてくるGT500クラスの争いに巻き込まれてしまい、ポジションアップのタイミングが上手く掴めずに周回が進む。

 結果、ポイント圏内に一歩届かない12位でフィニッシュとなった。チームはこの結果に満足しておらず、今後のレースでの巻き返しを誓っていた。

 次戦SUPER GT 第4戦は約2カ月のインターバルを開けて7月22日(土)、23日(日)にスポーツランドSUGOで開催される。

 その間に合同テストとタイヤテストで計4回のテストが予定されているため、チームは戦闘力アップを図るための努力を惜しまないで挑んでいく。

ドライバーコメント

飯田章
 スタートして数周でセーフティーカーが入ってしまったため、思うようにポジションアップができませんでした。あれがなければ、もう1、2台は抜けていたと思います。

 その後も遅いクルマに引っかかってしまい、予定通りにピットインして吉本選手に引き継ぎました。クルマの調子は悪くないので、今後のレースでしっかりと結果を出せるように頑張っていきたいと思います。

吉本大樹
 ポイント圏内に入れるように頑張って走ったのですが、一歩届かずに残念でした。悪いタイミングでGT500クラスのマシンが来たりしてしまったこともありますが仕方ないですね。

 でも決勝では、予選の一発タイムとは違い、上位陣とも勝負できるタイムでコンスタントに走れるクルマだということを再確認できました。この後、SUGOのレースまでにテストが続きますが、試してみたいメニューもありますので、マシンとタイヤをしっかりと仕上げていきたいですね。

監督・小藤純一
 レースではタイヤの持ちで心配があったため、飯田選手は予定通りにピットインしてもらいました。吉本選手の方が走行距離は長くなってしまい、最後はタイヤが厳しくなってポイント獲得に一歩届きませんでした。

 でも、次戦SUGOまでに合同テストとタイヤテストで計4回のテストがありますので、そこでタイヤ開発を進めていきSUGOで結果を出せるように頑張っていきたいと思います。