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フェルスタッペンが母国のザントフールトでレコードタイムを記録。F1デモ走行で大観衆を沸かせる

2017年05月22日 07:42  AUTOSPORT web

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フェルスタッペンがザントフールトでF1デモ走行
レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが、オランダのザントフールト・サーキットでデモ走行を行い、2012年のRB8で同コースでの最速タイムを記録した。

 今年再舗装された2.676マイルのザントフールトで、フェルスタッペンは1分19秒511をマークした。これまでの記録はフェラーリF2001でルカ・バドエルが16年前にマークした1分19秒880で、これを大きく上回ったことになる。
 ただしデモ走行において記録したタイムは非公式となる。

「最後に新品タイヤをつけた瞬間に、デモ走行ということを忘れたよ」とフェルスタッペン。

「プッシュしてやろうと思った。大勢のファンが来てくれていたので、喜んでもらえると思ったんだ」

「簡単じゃなかったけど、最後には(以前のレコードから)コンマ3秒削ることができた。うまくいったと思うよ」

「デモ走行用タイヤですごく硬かったから、やれるとは思わなかった。でもなんとかいいラップを走ることができたと思う。よかったね」

「F3時代にザントフールトを走っていたから、素晴らしいサーキットなのは分かっている。新しいターマックになってグリップが向上した」

「走りやすくなったよ。バンプが減ったからね。すごくいい感触だった」

 フェルスタッペンは、V8エンジンのF1マシンで走るのは楽しかったと述べている。
「V8エンジンのサウンドはすごくいい。この音を聞くと、いつもわくわくする」とフェルスタッペンは言う。

「いつも乗っているものとは少し違うマシンだけど、音はこっちの方がいいね」

 今回のデモ走行はフェルスタッペンの個人スポンサーであるJumboが主催したもので、今年は2回目の開催となった。昨年は10万人もの観客を集めたが、今年はそれを上回ったものとみられる。

 ザントフールトは、現在、F1オランダGP復活の可能性について検討している。オランダGPは過去に34回開催され、1985年を最後にF1カレンダーから脱落した。フェルスタッペンは当然のことながら母国GPの復活を願っているが、予算やインフラなど、さまざまな問題があることを認めている。