AUTOBACS RACING TEAM AGURI
2017スーパーGT第3戦 オートポリス
GT300 予選レポート
http://www.alnex.jp/report/index.html#tab-report-300FL
JAF-GTには届かなかったが健闘の3位表彰台
20分のウォームアップ走行では、レースセットの確認とアジャストを行いスタートを待った。
今回もスタートドライバーは高木真一。高木は上手くスタートを切り、1コーナーでアウト側からJAF-GTの1台をパス。3番手で1周目のストレートを通過した。しかし、3周目にセーフティカーが入り、12周までスロー走行になった。
ここでタイヤを温存出来た高木はその後もタイヤを労り、3番手をキープしながらレースを続けた。30周目には他車のルーティンのピットインもあり2番手に浮上。そして34周目にルーティンのピットインを行った。
タイヤを温存しながら走った高木は片側のタイヤ交換だけで走りきれると判断しチームに伝えた。チームは左側の2輪のみ交換してショーン・ウォーキンショーをコースに送り出した。
見た目の順位は3番手だったが、ピット作業の短縮に成功したので、実質1番手でコースに復帰する事が出来た。
ショーンは昨日初めてこのコースを走ったにもかかわらず、何度もレースをしたことがあるような走りでJAF-GTとデッドヒートを繰り広げた。
しかし、JAF-GT勢のペースは1ランク上で、抑え続けるには限界があった。45周目には3番手にドロップしたものの安定したペースで走り切り、今季初の表彰台を獲得した。
土屋圭市アドバイザーのコメント
「やはりJAF-GT勢が速かったね。あれを抑えるのは難しかったと思う。ショーンも初めてのサーキットで、レース前は30周くらいしか走ってないのによく頑張ったと思う」
安藤博之エンジニアのコメント
「ウォームアップでは昨日出したレースセットを少しアジャストしてレースに挑みました。高木さんスタートで、前半はできるだけ長く走り、前がクリアになったところで前車との差を縮める作戦でした」
「ルーティンのピットインまでは良いペースで走る事が出来て、ショーンはトップでコースに戻ることができました。今後はもう少しJAF-GT勢との差を縮められるように改善したいと思います」
高木真一選手のコメント
「ここはJAF-GTが速いのは分かっていて、そんななかで予選も4番手、決勝のペースも良かったので、タイヤ無交換とか色々と作戦を考えていました」
「しかし、いざレースが進行するとギリギリだったので、車もオーバーステア気味になりかけていたので、左側だけ交換しようという判断をしました。ピットストップの時間も短くできたので、おかげでショーンもトップでコースに復帰する事ができましたし、初めてのコースだったのに良く走れたと思います」
「今回は3位の実力の車だったと思いますが、それをきちんとゴールに導けたのは良かったと思います。ショーンは本当に良く頑張りました」
ショーン・ウォーキンショー選手のコメント
「パーフェクトでは無かったけど、3位になれて良いレースができたと思います。チームが立ててくれた戦略や、タイヤのマネージメント力で表彰台に立てたと思います」