アンドレッティ・オートスポートに移籍して2017年のインディカー・シリーズに挑む佐藤琢磨。8度目のインディ500は、かつてないほど好調に進み、予選初日は2番手を獲得。自身初のファスト9進出を果たした。
琢磨の過去最高グリッドは10番手。ファスト9に進んだことで、今年は3列目以内となるベストグリッドからのスタートが確定した。
予選前日には、「ファスト9に入れれば嬉しいです。でも、目指すは決勝のリザルトなので、それほど意識はしていませんが、良い結果に越したことはないです」と語っていた琢磨。
雨の影響で各ドライバー1回のみのアテンプトとなった今日の予選初日は、22番目と後半のアタックにより、前に走ったチームメイトたちの走行が助けになったようだ。
ウォームアップを226.409mphで終えると1周目を230.871mph、2周目を230.349mph、3周目230.236mph、そして4周目を230.074mphでまとめあげ平均230.382mphを記録。ディクソンを交わし暫定ポールに立った。
「インディ500の予選はいつも楽しめないけど、今日はとても楽しむことができました」とアタック後に語った琢磨。
最終的にエド・カーペンターに交わされ初日2番手となったものの、アタック後にインタビューに応えた琢磨の表情は笑顔で、明日への自信をのぞかせもものだった。
明日のインディアナポリスの天候は晴れ予報で、予定通りに進めば17時からポールポジションを争うファスト9がスタートする。
琢磨のアテンプト順は8番手。どんな走りを披露し、そしてどのグリッドを獲得するのか注目だ。
■予選初日、アテンプト後の佐藤琢磨インタビュー
【ニコニコ動画】第101回インディ500 予選初日 佐藤琢磨インタビュー