F1モナコGPを欠場し第101回インディ500に参戦しているマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、自身初のインディ500の予選アテンプトで7番手を獲得しポールポジションを決めるファスト9に進出したが、予選は失敗だったと語っている。
15日からスタートした5日間のプラクティス走行を終え、2日間に渡るインディ500の予選に挑んだアロンソ。
予選アテンプトの順番は15番目。ウォームアップランを225.283mphで周回し、1周目を230.337mph、2周目も230.260mphと順調に周回、3周目は229.845mphに落とし4周目を229.845mphで走行。平均230.034mphを記録し総合7番手で予選初日を終えた。
明日は9人でポールポジションを決めるファスト9を戦うアロンソは改善の余地があると感じている。
「もっと改善することができた周回だったよ。クルマを最大限に引き出すことができなかったんだ。僕は学習中なんだ。明日は学んだことを使ってより速くなるよ」とアロンソ。
「230mph台を走行できるクルマを用意してくれて、チームは素晴らしい仕事をしてくれた。しかし、まだできることがある。3周目と3周目はポテンシャルを最大限に引き出すことができていないからね」
アロンソは走行後にオーバーステアだったことを伝え、明日に向けてハンドリングの改善を求めている。
「ダウンフォースのレベルを見直す必要があるよ。僕たちが走ったときは、かなり暑かったんだ。明日は走るときの状況を見て、ダウンフォースの正確なレベルを決めたいね」
「たぶんセットアップの変更で、もう少し快適により一貫性が出るように微調整も行うことができるよ」
5月3日にインディアナポリス・モータースピードウェイで初テストを行った時は、ファスト9に入ることについて“考えられない”と感じていたようで、ファスト9入りを実現したことに驚いている。
「考えられなかったことだよ。自分自身を信用していなかったわけではなく、正しいレシピを見つけるためには多くの成分が必要だったんだ」
「風やトリム、ファストフライデーでしかテストできない数周のためだけのハイブースト、1周ごとに変化する今日のコンディション」
「誰もが明日スピードを上げてくるだろう。今日の走行後、僕たちも少しクルマをチューニングして、もう少し競争力を高めたいね」
「バイザーを閉じれば、頑張るだけさ」