2年ぶりの開催となるSUPER GT第3戦オートポリスラウンド。GT300のポイントリーダーであり参加車両で最大のウエイトハンデを積むJMS P.MU LMcorsa RC F GT3は、Q1を坪井翔のドライビングで突破しQ2を担当した中山雄一が7番グリッドを獲得した。
AUTOBACS SUPER GTシリーズ第3戦「SUPER GT in KYUSYU 300km」が阿蘇山麓にあるオートポリスで開催された。オートポリスは2016年4月に発生した熊本地震でサーキットの施設が被災し昨シーズンこのシリーズの開催がキャンセルされたため、2年ぶりにSUPER GTのマシンが九州の地で戦うことになる。
新しいチーム体制の発足から2戦目で早くも初優勝を飾ったJMS P.MU LMcorsa RC F GT3を駆る中山雄一と坪井翔の若手ドライバーコンビ。前戦の優勝と初戦の8位という結果により現在ポイントリーダーにたっているが、その分オートポリスでは参戦マシンの中で最大となる46Kgのウエイトハンデを課されることになった。また、エンジン吸気量を制限するリストリクター径も前戦の40.0mm×2から38.0mm×2と縮小するBoP(性能調整)も施され、苦しい戦いが予想される中で最善の結果を目指す。
第3戦オートポリスラウンドのスケジュールは、5月20日(土)に公式練習と予選、21日(日)に300kmの決勝レースを行う。前戦の富士スピードウェイも快晴の元で競われ気温と路面温度が上がったが、今戦も事前の天気予報では最高気温が25℃を越えることが予想され、より一層の暑さに対する対策が必要となった。JMS P.MU LMcorsa RC F GT3が履くブリヂストンは、今戦のためにニュースペックタイヤを投入。GT3勢の中でも重量が重いRC F GT3の特性や高い路面温度にも合うモデルとして開発されてきた。