LMcorsa レースレポート:SUPER GT 第3戦予選・オートポリス
LM corsa Super GT, Racing Reports 2017 Vol.5-1
Round 3:AUTOPOLIS INTERNATIONAL RACING COURSE. 2017/05/20
予選結果:21位(エントリー 30台)
天候:晴れ、コース状況:ドライ
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AUTOBACS SUPER GT シリーズ第3戦 SUPER GT in KYUSHU 300㎞の予選が5月20日(土)にオートポリスで開催された。昨年は4月に発生した熊本地震の影響により中止されたため、オートポリスでのSUPER GT開催は2年振りとなった。
LMcorsaは、約2週間前に開催された第2戦富士大会で飯田章と吉本大樹のベテランコンビは粘りの走りをみせ、今年投入された新型車両の「SYNTIUMLMcorsa RC F GT3」で8位に入賞。チームに嬉しい初ポイントをもたらして、GT300クラスのランキング14位となっている。
この流れを大事にしてオートポリスでも上位入賞を狙っていきたいチームは、20日の午前9時からスタートした練習走行に挑んだ。
夏を思わせるような暑さで、時間とともに気温も上昇していく。その状況下、チームはタイヤに厳しいサーキットであるオートポリスということもありタイヤのライフを確認するとともに、クルマとのマッチングを確認。
予選に向けてのタイムアタックも行い飯田が18周、吉本が16周を走行する。最終的に、飯田がマークした1分46秒077がベストタイムとなり17位という結果に。
予選
午後1時30分からスタートした予選はノックアウト方式で行われ、Q1で上位14台がQ2へ進出することになる。チームとしては、15分間で競われるQ1を突破して今季初のQ2進出を図りたいところ。
今回そのQ1におけるタイムアタックを担当したのは飯田である。予選開始と同時にコースインを開始するが、すぐに一台のマシンがコースアウトを喫してしまい赤旗中断。
予選が再開されると飯田はタイムアタックを開始するが、一発のタイムを出すのに苦労してしまう。Q1突破の争いはコンマ数秒の戦いとなったが、一歩届かずに「SYNTIUMLMcorsa RC F GT3」の21番手タイムに。5周の走行中4周目に記録した1分46秒549がベストタイムとなる。
今回はQ2担当であった吉本は、予選でドライブする機会はなかった。予選は21位という結果に終わったが、明日の決勝は上位進出を目指してチーム一丸となって挑んでいく。
ドライバー/飯田章
クルマの調子は良くなっているので、明日の決勝レースは手堅く行きたいと思います。前回の富士でも、レースをしっかりと走り切ることでポイントを獲得できましたので。とにかく明日も頑張っていきます。
ドライバー/吉本大樹
練習走行では、コースコンディションがどんどん変わっていく状況でしたが、クルマのセットはあまり変更せずに進めていきました。予選は21位という結果に終わりましたが、前回の富士の結果を見てもらって分かるように決勝ではコンスタントに走ることができるはずです。今回も少しずつポジションを上げて、最終的にはポイント圏内で終われるように頑張ります。
監督/小藤純一
予選で一発のタイムを出すことができていませんが、決勝では上位グループのクルマと代わらぬタイムで走れることを前回の富士で証明しています。そのため決勝では、タイヤを優しく使いながらポジションアップを狙っていけるように挑みます。ドライバーの二人はベテランですから、コンスタントな走りで今回もシングルフィニッシュ、ポイント獲得を狙っていきたいです。