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ラトバラ「ラリーをリードしたことに驚いた」/WRC第6戦ポルトガル デイ2コメント

2017年05月20日 16:12  AUTOSPORT web

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ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)2017WRC第6戦ポルトガル
競技2日目を迎えたWRC世界ラリー選手権第6戦ラリー・ポルトガルは5月19日、SS2~9が行われ、オット・タナク(フォード・フィエスタWRC)が総合首位に浮上した。TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は、アクシデントにより順位を落としている。

■Mスポーツ
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合3番手
「全体的に今日の出来には満足しているよ。路面の“掃除役”を務めるのはタフだったけど、全ステージを通してかなりプッシュした。だからポジションにもとても満足している」

「(午後の)第2ループは、いつだってリスキーだけど、路面もかなりラフだった。もちろん出走順が後ろだったら、もっと速いはずだ。路面を掃除するのは、いつだって簡単ではないんだ」

「もし選べるなら、いつだって後ろからスタートしたいけど、これもラリーの一部だ。それに、今日はうまくやりとげたと思うよ」

「現時点ではかなり接戦で、僕らは最終ステージでダニ(・ソルド)を捕らえられるところまで迫った。デイ2を終えたところで、たったの0.4秒差だ! 明日も確実に面白い一日になるね」

「このラリーは、まだ誰にとっても簡単に手が届くところにある。だから、いつもと同じようにすべてをラリーに捧げるよ」

●オット・タナク(フォード・フィエスタWRC)デイ2総合首位
「ラリーをリードできて最高の気分だよ。毎回、初日のプランは翌日の良いスタートポジションを取ることだけど、今日はうまくいったみたいだ!」

「午後はSS6でウィッシュボーンにダメージを負ってしまい少し苦労した。いくつか修理しなければならなかったからね。しかし、パーツが外れることなく、(ラリーを)リードしたままサービスパークに戻ってくることができて満足しているよ」

「今回のラリーはかなり接戦で、みんながほとんど同じペースで走っている。この激しい戦いは確実に明日も続くはずだ。僕らは抜け目なく、プッシュし続けるよ」

●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/デイ2総合6番手
「まずまずの1日だった。今朝はいくつかの小さな問題があって良いスタートは切れなかったんだ」

「かなり湿度が高くて、タイヤがあまり合わなかった。もう少しドライだと良かったのだけど……。それでも、中盤は良かったかな」

「(午前の最終ステージのSS4で)パンクして、トップグループから15秒くらい遅れてしまった。午後も、そのギャップは変わらなかった。パンクしなければ、優位なポジションを狙えていただろうね。だけど、それならそれで良い。僕らは明日も戦い続けるだけだよ」

「接戦となっているは良いことだ。明日は誰もがハードに(プッシュして)いくと思うから、僕らもベストを尽くさなければならないね」

■ヒュンダイ/ヒュンダイ・モータースポーツ
●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合24番手
「正直に言って、どうしたらチャンスを得られるのかわからない。午前中はステージ優勝もしたし、良いスタートを切ったのにね……」

「SS3で電気系統のトラブルが出てタイムを失ったけど、トップとの差はほんの少しで、しっかり戦うことができていたんだ」

「僕たちは(午後の)2回目の走行の方が自分たちに合っているだろうと予想していた。ランチタイムに加えたデフとサスペンションの変更の効果に期待が持てたんだ」

「その後、SS7で調子よく走行していたのに、電気系統の問題が再発し突然ステージの途中で止まってしまった。再始動するまでに11分ものロスをしてしまい、明日はラリー2規定のもと復帰することになる」

「僕たちにとって実質的にラリーは終わったも同然だけど、明日の出走順は有利だから、本来のペースを見せることができるだろう。今週末の残りのステージは今後のためのテストとして使うようになる」

「極力前向きな気持ちでいようとしているよ。数々の不運が終われば、次は良いことが起こるはずだからね」

●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合4番手
「(午前中に)失ったタイムをいくらか取り戻せてうれしいよ」

「明日もこの調子で挽回できると感じたし、僕たちが確実に表彰台と勝利を争うレベルにいることに疑いの余地はない」

「木曜日の夕方のスーパーSSで(マッズ・オストベルグと)ステージ優勝を分け合えたのは良かったけれど、金曜日の午前に向けてセットアップに取り組んだ結果、また違う展開になった」

「今日の午前中は最高のオープニングステージではなかったかもしれないけれど、感触はどんどん良くなってきていると思う」

「午前は表彰台圏内からわずか10秒差だったんだ。午後はタイヤ選択が非常に重要だったが、もっとプッシュしていきたかった」

「全体の走行を通して正しい判断ができたと思うし、SS6ではステージ優勝することができた。僕たちはミスをしないことと、ポイントリーダーとのタイム差を縮めることだけに焦点を置いていた」

「今日の出来事はもう忘れて、前向きな気持ちで土曜日に向かうよ」

●ダニ・ソルド(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ2総合2番手
「とても期待のもてる楽しい1日だった。ヒュンダイi20クーペWRCで良いペースを出すことができたし、競争力のあるステージタイムも記録できた」

「あのように熱狂的なファンの前で良いパフォーマンスを出せる時は、いつも特別な気分になるし、午後にはステージ優勝を獲得できて本当にうれしいよ!」

「今日は信じられないほどの接戦で、総合トップ3の差はたった5秒だ。僕たちの後ろでも多く接戦していると思う」

「明日も難しいステージで、エキサイティングなラリーが続くと思う。この調子を維持して、今シーズン2度目の表彰台を目指す。そして、得点を重ねていくよ」

■シトロエン/シトロエン・レーシング
●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合5番手
「素晴らしい1日だった! 実質初めてドライブする場所でトップにこれだけ近いところで戦えるなんて予想していなかったんだ」

「自分のマシンの理解が一層進んでいると感じている。唯一後悔しているのはSS7で石に当たってダンパーを傷めてしまったことだ」

「それがなかったら、ポイントリーダーたちとのギャップを縮められていたと思うよ!」

●ステファン・ルフェーブル(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合9番手
「SS3の高速セクションで、ペースノートに間違いがあったんだ。僕はコーナーに差し掛かるところでスピードを出しすぎていて、マシンは横滑りして土手にぶつかった」

「今日のステージではC3 WRCの感触が良かったのに残念だよ。接触後、マシンは横転したけど損傷はそれほどひどくはなかった」

「メカニックがサービスパークで素晴らしい仕事をしてくれたが、マシンは2回目の走行全体を通してドライブしづらくなってしまった」

「しかし、重要なのはまだ僕たちはレースに残っていること。そして、明日はもっと良いタイムを出すように力を尽くすことだ」

●カリッド・アル・カシミ(シトロエンC3 WRC)/デイ2総合15番手
「今日は僕が最近ドライブしているマシンと比べて、このマシンはなにが根本的に違うのかということを学んでいた」

「ステージをこなしていくに従って、僕のドライビングスタイルに合わせてセットアップを変えてみた。反射的に状況に反応するには、まだまだ学ぶべきことが多くあるよ」

「ミスをしないで走りきれたことがうれしいよ」

■トヨタ/TOYOTA GAZOO Racing WRT
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合13番手
「コースは予想していたよりもかなり荒れていたけど、それでも思い切り攻めることできた」

「自分たちがラリーをリードしたことに驚いたよ。最後のグラベルステージはかなり荒れており、クルマが滑っているような奇妙なフィーリングだったんだ」

「スライドを止められなかった結果、コース脇のバンクに当たり、2輪が浮いた状態となって転倒してしまった。タイムをかなり失い、クルマもダメージを受けたけど、何とかサービスパークに戻ることができた」

「今日はヤリスWRCが優勝を競えるクルマであることを見せられたので、気持ちを切り替えて、明日以降はポイントを獲得するために戦うつもりだ」

●ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合7番手
「他の選手と比べると大きなトラブルもなく、おおむね良い1日だった」

「朝は少し慎重に行き過ぎたかもしれないけど、それでも多くの場合、慎重さを欠くよりは良い結果を得られるものだ」

「午後は荒れた路面に対応するためにクルマのセッティングを少し変えたのだけど、それでもかなり大変だったよ。クルマに少しダメージを負い、フロントフェンダーを失ってしまったけど、あまり大きな影響はなかったと思う」

「今日はヤリスWRCの速さと強さが証明できた。明日のステージも楽しみだよ」

●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ2総合8番手
「午後のSSではインタークーラーに穴が開いてしまい、パワーが得られずタイムをかなり失ってしまった。しかし、全体的には良い1日となったので満足している」

「とにかくリスクを冒さないように心がけ、自分のペースを保ち続けたよ。コースは予想よりも軟らかく、滑りやすかった」

「しかし、自信を持つことができた。低速コーナーに関しては、自分でもうまく走れたと思うんだ」

「高速コーナーについてはもっと速く走れたはずだけど、今の時点ではまだ完全には自信を持っていないので攻めきれなかったね」