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乃木坂46『あさひなぐ』舞台版いよいよ初日へ 齋藤飛鳥「緊張感を楽しめるようになってきた」

2017年05月20日 11:43  リアルサウンド

リアルサウンド

舞台『あさひなぐ』前日囲み取材の様子。

 乃木坂46のメンバーが出演する舞台『あさひなぐ』が5月20日から開幕。19日には会場となるEXシアター六本木で、初日を控えたメンバーによる囲み取材と公開稽古が行なわれた。


  『あさひなぐ』は『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載中の、こざき亜衣による人気“薙刀(なぎなた)”コミックが原作。“美の武道”と言われる薙刀に青春のすべてをかけた少女たちの、成長していく姿を追ったストーリーとなっている。今回は舞台版と映画版が制作され、それぞれ乃木坂46メンバーが出演。映画版では西野七瀬が映画初出演にして主演を務めるほか、白石麻衣の出演が決定している。


 舞台版に出演するメンバーは、 齋藤飛鳥(東島旭役)、生駒里奈(野上えり役)、井上小百合(八十村将子役)、新内眞衣(紺野さくら役)、堀未央奈(一堂寧々役)、衛藤美彩(寒河江純役)、北野日奈子(的林つぐみ役)、若月佑美(宮路真春役)の8人。ほかにも同公演には石井一彰、則松亜海 、真琴つばさなど、強力なキャストたちも参加し、ストーリーを盛り上げる。


 囲み取材には、メンバー8人と真琴つばさが登場し、初日を迎える直前の思いを吐露。ライバル校・國陵高校のキャプテンである寒河江純役を務める衛藤は「明日が初日という実感が全然ない。ライバル校のキャラクターがどういう演出で描かれているかが見どころ」と語ると、東島旭のライバル・一堂寧々役の堀は「(東島役の齋藤と)実際はバチバチしてないというか、2人ともマイペースなので、喧嘩のシーンも『ごめん!』って思いながらやっています」と2人の関係性ならではのコメントを寄せた。


 齋藤は「みんななぎなたを握ったことないところから始まって、一緒にステップアップしてきたので、自分たちを信じてやれば初日もうまくいくと信じてるんです」と真面目に語り、その後「でも、何よりこの眼鏡姿がどんくさいなと思っていて、それを見られるのが不安です(笑)」と笑いを誘った。二ツ坂高校の部長・野上えり役の生駒は「演技経験も少ないメンバーもいるなかで、初めてやるという苦労がたくさんあった稽古期間だった」と前置きし、「ハコに入ってからも、どんどん自分のなかに野上えりが入ってきていて、初日を迎えてちゃんとなぎなたをみなさんにお見せできるんじゃないかと思っています」と自信を覗かせた。


 また、寿慶役の真琴は「なぎなたをゼロから初めたメンバーとその役柄が重なっているように感じます。明日は明日の風が吹く!」と貫禄のあるコメントを残すと、八十村将子役の井上は「見た目からしても、普段のアイドルとは全く違うので、最後まで乃木坂46だとバレないように頑張ります(笑)」と語り、宮路真春役の若月は「(宮路真春が)原作者のこざき亜衣さんから『全部の憧れを詰めたキャラクター』と言われたときにどうしよう、頑張らなきゃと思いました。映画の宮路真春役は白石麻衣と公表されていてファンの方も高まっているなかで、舞台を見て『若月の宮路真春もイケてるじゃん』と思ってほしい」と、挑戦的な姿勢をみせた。


 そして的林つぐみ役の北野は「こざき先生がこの役を『気のいい不器用』といっていて、それについて3日間くらい考えたけどわからなかったんですけど、台本を読んで『あ、こんな感じかな』とつかめてきました」とコメント。紺野さくら役の新内は「私と似ている部分は身長の高さくらい」と語ると、齋藤は「この人25歳なのに制服を着て私と同い年の役をやっていて。『スゲえな、芸能人ってすごいことをするな』と思います」と新内をからかう一幕も。


 さらに齋藤が「表情筋が動かないのがコンプレックスで。舞台には向いてないと思っていたんですが、やっていくうちにステージで表現する楽しさや、舞台に立っている間の緊張感を楽しめるようになってきました。このあともそれが増していって、舞台が楽しくなっていくんじゃないかなと思います」と前向きな言葉を発すると、真琴も「セリフにエネルギーがあります」と絶賛し、会見が終了した。


 囲み取材終了後には、演目の一部を稽古する様子が公開された。薙刀を使ったダイナミックなシーンや、試合を通じたドラマティックな演出を各メンバーがそれぞれ熱演。初日を前に活き活きとしたパフォーマンスを見せてくれた。


 舞台はこのあと31日まで東京公演が行なわれ、以降は6月2日から5日まで森ノ宮ピロティホールで大阪公演が、6月9日から11日まで愛知県芸術劇場大ホールにて名古屋公演をそれぞれ上演予定だ。(中村拓海)