オートポリスの観客席に張られた応援横断幕。コバライネン人気は日本で急上昇中。 2017年からオートスポーツwebナビゲーターに就任した水瀬きいさんが、日本で活躍するレーシングドライバー&関係者に突撃インタビュー。第1回目のベルトラン・バゲット選手に続き、第2回目はLEXUS TEAM SARDのヘイキ・コバライネン選手の奥様、キャサリン・ハイディさんに突撃です。
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水瀬きい(以下Kii):去年、2016年のチャンピォンを獲得したLEXUS TEAM SARDのヘイキ・コバライネン選手の奥様、キャサリン・ハイディさんに突撃インタビューに行って来ました。コバライネン選手のスーパーGTデビュー戦から2年間、私はおもにコバライネン選手の担当レースクイーンをさせて頂いてたこともあり、キャサリンとも仲良しでした(^^)
でも、じつはインタビューで聞くようなお話ってなかなかしたことがなかったので、とっても興味深かったです。ではでは、さっそく、インタビューのスタート!
Kii:日本に来て3年目になりますが、キャサリンさんにとって日本のレースとその他のレースの違いは何ですか?
キャサリン・ハイディ(以下キャサリン):日本は何もかもが出来上がっています。私は日本レースの方が好きです。たとえば富士ではサーキットのどこにマシンがいても、いつでも見ることができます。ヨーロッパでは、特にF1ですが、トラックにいるクルマをテレビでしか見ることができませんでした。日本はよりオープンで簡単にヘイキのクルマを確認することができるので、こちらの方が好きです。
Kii:コバライネン選手が日本に来ることを決めた時、どう思いましたか?
キャサリン:とてもハッピーでしたよ! もともと日本がとても好きでしたので。日本の言語はとても難しいし、文化もまったく違うけど、いつも日本に来ることを楽しんでます。たしか今年で日本に来始めて11年になります。毎年、新しい発見があります。ですので、彼から日本でレースをすることを聞いで、私はとてもうれしく思いました。
Kii:LEXUS TEAM SARDチームの印象はどうですか?
キャサリン:ベリーナイス! みなさんとてもフレンドリーでたくさんの人が英語を話してくれるんです! 最初は日本のみなさんは英語をまったく話すことができないと勝手に思い込んでいたので、話せる方が多いと気付いたときは嬉しかったです。そしてサードには大きくて長い歴史があります。加藤(眞)会長と話した時に、たくさんの興味深い歴史のお話を聞かせていただきました。歴史のあるチームにいることは私たちにとっても良いことだと思います。
Kii:昨年から日本に引っ越したいと話していたコバライネン選手ですが、まだ引っ越していませんよね?
キャサリン:まだなんです! 日本への引っ越しを考えているんですが、まだ今はアブダビに住んでいます。彼はまだヨーロッパでもたくさんのお仕事をしているし、アブダビは今の彼にとってヨーロッパと日本の間で良いロケーションなのです。でも、今でも日本でたくさんの時間を過ごしているので、既に住んでるみたいなものですけどね。
Kii:去年チャンピォンを獲ったコバライネン選手ですが、その最終戦、キャサリンさんはいらっしゃらなかったんですよね。
キャサリン:はい、その時は私はアブダビで仕事があったんです。私はついて来ることができない時は、YouTubeのNISMO TVを見ています。ライバルメーカーのサイトだけど英語で実況してくれるので(笑)。もうひとりのフィンランドの友人と一緒にレースを見ていたので、朝食時でしたがシャンパンで乾杯しました。レースのあとにヘイキに電話をしたら、彼は本当に喜んでいました。スーパーGTでの初めての優勝が最終戦で、しかもチャンピォンが決まるレースでしたから!
Kii:最後に、オートスポーツwebのユーザーにメッセージを頂けますか?
キャサリン:これからも彼の、そしてLEXUS TEAM SARDの応援をよろしくお願いします!
<インタビューを終えて>
キャサリンはいつも周りに気配りをしてくれるフレンドリーで優しい方です。コバライネン選手のレース中、彼女はモニターとiPad、携帯をフルで使いこなしていて、いつも見守っているんだな~という印象を受けました。みなさんにキャサリンの素敵さが伝わってると良いなあ。