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第101回インディ500ファストフライデーは琢磨3番手、アロンソも4番手と好調キープ

2017年05月20日 08:52  AUTOSPORT web

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2番手にハンター-レイ、3番に佐藤琢磨、4番手にアロンソと好調なアンドレッティ・オートスポート
インディカー・シリーズ第6戦にスケジュールされた2017年のインディ500。走行5日目となる19日の“ファストフライデー”は、セバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング)がトップスピードとなる233.116mphを記録した。

 佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は231.969mphで3番手。フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)も4番手と順調に仕上げ、明日からの予選に挑む。

 曇り空のなかスタートした5日目のプラクティス走行。予選前の最後の走行日となる金曜日は“ファストフライデー”と呼ばれ、予選用のエクストラブーストが使用可能。各車予選に向けてセッティングを煮詰めていく。

 降雨の予報があり、開始早々に多くのドライバーがコースイン。230mph台前後にスピードアップし走行を重ねていく。


 スタートしてから約1時間半経った13時29分にイエローフラッグが振られ、予想通り14時過ぎに雨が降り始める。しかし、インディアナポリス・モータースピードウェイの西側には青い空も見え雨は走行時間内に止み、マーシャルたちがコースを手際よく乾燥させ始める。

 16時過ぎから走行再開となったが、スペンサー・ピゴット(ユンコス・レーシング)とザック・ビーチ(AJフォイト・レーシング)が相次いでクラッシュするなど走行時間も少なくなってしまった。

 この日トップスピードを記録したのはデイル・コイン・レーシングのセバスチャン・ブルデー。30周を走行し、233.116mphを記録し、ファストフライデートップに与えられる賞金1万ドルも獲得した。

 トウなしの単独走行でも2番手を記録したブルデー。予選に向けて順調な仕上がりを見せている。


 アンドレッティ・オートスポート勢は5日目も好調だった。ライアン・ハンター-レイは前日に引き続き2番手に入る。

 2014年のインディ500ウイナーは、トウなしの単独走行ではトップとなる231.273mphを記録。ポールポジション最有力候補といえるだろう。

 佐藤琢磨は3番手のスピードをマークした。過去7度の挑戦でベストグリッドは10番手と、まだポールポジションを争うファスト9には進んだことがない琢磨。今年は予選に向けて期待がかかる。

 世界が注目するフェルナンド・アロンソは4番となる231.827mphを記録。トウなしでも5番手に入るなど前日に引き続き大きな成長ぶりを見せている。


 シボレー勢最速は5番手に入ったチーム・ペンスキーのファン・パブロ・モントーヤ。今季フル参戦はしていないもののインディ500を2度制しているベテランは、虎視眈々と優勝を狙っている。しかし、トップ12にホンダ勢が11台とシボレー勢は苦戦気味だ。

 明日から2日間に渡って予選がおこなれるが、20日午後からも雷雨の予報がありスケジュール変更の可能性もありそうだ。