KTMのポル・エスパルガロとブラッドリー・スミスは、MotoGPの週末にマシン開発を手助けするためには進んで犠牲を払うと語った。
KTMは3月のMotoGP開幕戦カタールGPでフル参戦デビューを飾って以来、大きく前進している。アルゼンチンGPではふたりともポイントを獲得し、先週末のスペインGPの予選では15番手と16番手につけた。
ほんの数日前にル・マン、ブガッティサーキットでテストした新エンジンをスペインGPに持ち込み、ライダーはふたりとも週末全体を通してそれを使うことにした。
エスパルガロは、KTMに与えられたものを進んで試すことで、初期の段階での本質的なテストになると語った。
「今僕たちはチャンピオンを目指して参戦しているのでもなければ、トップ10位を目指しているわけでもない」
「もしこの先新しいエンジンを使う必要があって、最後尾グリッドからスタートすることになっても、気にしないよ」
「KTMとレッドブルは新しいパーツを僕たちに用意するのに多大な努力をしてくれているんだ」
「もし僕たちライダーが犠牲を払う必要があるのなら、進んでそうするよ」
ヘレスではKTMのライダーはふたりとも予選Q2に進むチャンスがあった。エスパルガロはQ1からタイムをコンマ3秒縮めた。
スミスはフリー走行3回目にトップ10以内を狙ったが、最後のラップでミスをしており、自動的にQ2に進めるかどうかについては両方の可能性があると感じていた。
2016年にKTMはヘレス・サーキットで何度かテストをしており、スミスも11月に参加し、「KTMはそれ以来明らかに大きなステップを踏み出している」と評価した。
スミスはまたアルゼンチンGPとスペインGPとの間の月に、5パーセント程度パフォーマンスが改善されたと信じている。
「予選になると彼らはそういった少し改善した部分を持ち合わせてくるんだ」とスミスはKTMの将来の中団グループのライバルたちについて語った。
「そのころに僕たちが戦う他の相手は5パーセントくらい改善している」
「だから改善を続けなきゃいけないし、ギャップを縮めていく」
「僕たちはアルゼンチンGPから5パーセントくらい改善していて、願わくばル・マンでもさらに5パーセント改善したとすると、僕たちはもう(中団グループの)競争相手になっていると思うよ」