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「アルプスにおいでよ!」 実写映画『ハイジ アルプスの物語』場面写真

2017年05月19日 17:22  CINRA.NET

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『ハイジ アルプスの物語』 ©2015 Zodiac Pictures Ltd / Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Studiocanal Film GmbH
映画『ハイジ アルプスの物語』が、8月下旬から東京・YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開される。

同作はスイス人作家ヨハンナ・シュピリが1880年に出版した小説『アルプスの少女ハイジ』を原作にした実写映画。原作はこれまでにも世界各国で映像化されており、日本では宮崎駿、高畑勲らが関わったズイヨー映像制作のアニメが知られている。

スイスで制作された『ハイジ アルプスの物語』。アルプスの山で祖父の「アルムおんじ」と暮らしていたハイジが、車椅子生活を送る少女・クララの話し相手としてフランクフルトで生活をはじめ、アルプスを恋しく思いながらクララとの友情を深めるというあらすじだ。

ハイジ役を500人から選ばれたというアヌーク・シュテフェン、クララ役をイザベル・オットマンが演じるほか、アルムおんじ役を『ベルリン・天使の詩』『ヒトラー ~最期の12日間~』などのブルーノ・ガンツが演じる。監督を務めたアラン・グスポーナーはこれまでに、オトフリート・プロイスラーの児童文学が原作の『The Little Ghost(英題)』などを手掛けているほか、学生時代に短編アニメーション『Heidi(原題)』を制作している。

■アラン・グスポーナー監督のコメント
ハイジの物語は子供のころに3作品を観た。70年代のテレビ版、50年代のモノクロ版、それに日本のアニメ版だ。どれもお気に入りだったよ。
監督のオファーを受けてまず僕はヨハンナ・シュピリの小説を再読したところ、いろんな問題が詰め込まれたすごくパワーのある社会派ドラマに、すごく引き込まれたんだ。作品の根底には“抑圧からの解放”と“自分の居場所を見つける”というテーマがあることに気付いた。これにはワクワクさせられるし、いつの時代にも通じるとても根源的なテーマだ。