インディ500に挑戦しているマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、週末の予選に向けてフォーカスしていると明らかにし、走行4日目となる18日はスピードを更新し総合4番手に入った。
前日は強風のため少ない走行だったが、この日は96周を周回し、225.619mphと大幅にスピードを更新した。
これまではセットアップを煮詰めスピードを向上していくことではなく、インディカー・マシンとオーバル走行の経験を積むことに集中していたアロンソ。
週末の予選に向けて、最後のプラクティスデーとなる19日金曜日はスピードアップすることにより力を注ぐようだ。
「早い段階からクルマはとてもOKだったよ。でも日中の走行でそれを改善していくことができた。とても満足しているんだ」とアロンソ。
「トラフィックの中で走行したりとレースシチュエーションに向けて僕たちは多くの仕事が残っている。明日からは単独走行と予選に集中するけど、優先順位はレースだからね」
アロンソのドライバーコーチを務める2003年のインディ500ウイナー、ジル・ド・フェランもアロンソがこれから大きくタイムアップする準備をしているとコメントしており、アロンソの進化を予想していた。
19日の走行からは予選用のブーストを使用することができ、スピードも大きくアップする。
「僕のコーチのジル・ド・フェランは、予選の4周はマシンが限界ギリギリになるため、今までやってきた中でも最も怖いラップになるだろうと僕に語ってくれた」
「けど、ファストフライデーとなる明日のファーストタッチで土曜も予想できるだろうね」とアロンソ。
「まだだまだレースシチュエーションに集中しているけど、明日は予選での速さに必要なものや予選アタックのキーポインとは何かを理解する助けになるだろうね」
予選が終わると決勝レースに向けての走行は、月曜日のプラクティスと金曜日カーブデーの1時間のみとなるが、アロンソはまだ多くのことを学べると考えている。
「ここで彼らにであったら、何をしているのか、彼らの様々なテクニックをいつも学ぶことができる。毎日おもしろいし、いつも違うんだ」
「残念ながらフリープラクティスは終わりに向かっているけど、もっと多くの周回をしたいよ。パワーの上がる明日はより多くのことに挑戦し学習するよ」
「明日はゼロからスタートさ」