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フォース・インディアF1、違反のカーナンバー表示を修正し走行「スポンサーを重視したい」と新規則に不満も

2017年05月19日 08:12  AUTOSPORT web

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フォース・インディア、フィルミングデーでカーナンバー表示を変更
スペインGPでカーナンバー表示に関して規則に従っていないとの裁定を受けたフォース・インディアが、表示位置等を改善した。

 FIAは、全チームに対し、スペインGPからマシン上のナンバーとドライバー名をよりはっきりと表示することを義務付け、サイズ等を細かく指定した。ファンがマシンの走行を見ている際に、ドライバーを見分けやすくするための措置だ。

 新たな規定では、マシンを前から見た際にナンバーがはっきり見えるようにすること、ナンバーか3文字のドライバー名の略称(three letter abbreviation=TLA)をマシンサイドに表示しなければならないと定められている。

 しかしフォース・インディアは、この条件を満たしていなかったとして、スペインGPのスチュワードは、25,000ユーロ(約300万円)の執行猶予付き罰金を科した。

 フォース・インディアは改善策をとることに同意、18日にシルバーストンでフィルミングデーとしての走行を行った際に、さっそくノーズのナンバーの位置を下げ、シャークフィンにTLAをつけた。

 スペインGPの週末にフォース・インディアのCOOオットマー・サフナウアーは、スポンサーロゴを優先したいため、ナンバーに貴重なスペースを割くことに気乗りがしなかったと認めていた。

「フォース・インディアは、コース上で非常に優れたパフォーマンスを発揮しているが、収入の配分の形を見ると財政的にはあまりいい状態ではない」とサフナウアー。

「従って、参戦活動を行うために、スポンサーシップからの収入を最大限に得る必要がある。そのためには、マシン上のスペースが必要だ」

「マシンを見分けさせる方法としては、他のやり方があると、私は思う」

「ピンクはかなり見分けやすいから、あとはセルジオ(・ペレス)なのかエステバン(・オコン)なのかという問題だ。ドライバーを見分けるには、ヘルメットなど他の要素があると思う」