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ヴァル・キルマー、がん闘病につき「祈りで治癒する人が多い」発言で物議

2017年05月19日 06:33  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「祈りのパワー」を信じるヴァル・キルマー
2015年のこと、映画『トップガン』や『ドアーズ』で知られる人気俳優ヴァル・キルマー(57)につき、「口腔内の腫瘍から出血があり救急搬送された」という報道が浮上した。そのヴァルは“ある宗教”に傾倒し、口腔内の異常に気付きながら「祈れば治る」と言い張り家族・関係者を心配させたという。結果的には病院で治療は受けたが、今も「信仰と祈りのおかげ」という思いに揺るぎはないもようだ。

このほどヴァル・キルマーが「reddit」のQ&Aコーナーに登場し、「信仰心がいかに回復に役立ったか」との質問にこう答えた。

「僕はすごく感謝しているんだ。それこそ世界中の人達に祈って貰えたんだから。」
「僕がクリスチャンサイエンスの信者だと知っている人は、こう考えているんだ。僕は自分のことを危険に晒したんじゃないかって。」
「でも多くの人達が祈りにより癒されてきた。その一方で、多くの人が現代医学によって命を落としたのさ。」

ちなみにヴァルは「入院した際にも“世界中の人々に支えられている”となぜか感じた」という。また、自身の信仰を批判する人達については「僕の信仰と過激主義をゴチャマゼにしているんじゃないか」との見解を明かし、「(過激主義者のような行動は)僕の考えるキリスト教信仰とは別物」とも伝えた。

そんなヴァルが病院で受けたとされる処置内容は、出血していた腫瘍の除去。その際に呼吸が楽になる手術も併せて受けたものの、2年経つ今も舌は腫れ元のような話し方ができないという。

「もう少し早く病院に行っていれば…。」

そう思うファンも決して少なくないが、ヴァルを病院に行かせることは相当困難だったもよう。「どうしても病院へ」と迫る人々とは縁を切ったヴァルは、祈りのパワーを否定したくないがため「痛い」とすら認めなかったという。現在の体調について詳細は不明だが、ヴァルは仕事を積極的にこなしTwitterも頻繁に更新している。これも手術を受けた結果に違いないが、ヴァルは「信仰心、そして祈りがあったおかげ」と信じているようだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)