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元MotoGPチャンピオンのニッキー・ヘイデン。事故により深刻な脳損傷を起こしていると発表

2017年05月19日 02:52  AUTOSPORT web

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イタリアでサイクリング中、交通事故にあったニッキー・ヘイデン
イタリアでサイクリング中に交通事故に遭ったニッキー・ヘイデンは、事故によって深刻な脳損傷を起こしていると木曜日に発表された。

 2006年のMotoGPチャンピオンで現在はスーパーバイク世界選手権(SBK)のライダーであるヘイデンは、水曜日にイタリアのリミニ近郊で友人とサイクリング中に、クルマに衝突。頭部と胸部に重傷を負い、現在はイタリアのチェゼーナにあるブッファリーニ病院に入院している。

 イタリアの現地時間17時に発表された内容では、ヘイデンの状態は依然危険な状態にあり、多発外傷により深刻な脳損傷を起こしているとされている。また、今後の経過は不明のままだという。

 今週末から開催されるMotoGP第5戦フランスGPを前に、2003年と2010年、2011年にヘイデンのチームメイトだったバレンティーノ・ロッシは「昨日からの非常に悪いニュースだ」と語り、次のように述べた。

「僕はすぐに医者と話した。僕の友人だ。彼は最初の瞬間から、ニッキーの状況は非常に難しいと言ったんだ」

「ニッキーは世界チャンピオンで常にトップに立っていた、とても良い男だ。状況は非常に悪いと思うけど、みんながベストを願っている」

 2016年のMotoGP第16戦オーストラリアGPでヘイデンとともに戦ったマルク・マルケスもヘイデンついて次のようにコメントしている。

「2008年のとき125ccクラスでレプソルKTMチームに加入したとき、彼は本当にいい男だった。オーストラリアでは、彼と一緒に多くの時間を過ごした」

「彼と彼の家族全員の幸運を祈っている」