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MotoGP:スズキのイアンノーネ、へレステストで「重要な方向性をつかむことができた」

2017年05月18日 20:22  AUTOSPORT web

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アンドレア・イアンノーネ/チーム・スズキ・エクスター
MotoGP第5戦フランスGPの開幕前に、チーム・スズキ・エクスターのアンドレア・イアンノーネとシルバン・ギュントーリが意気込みを語った。

■アンドレア・イアンノーネ(MotoGPクラスランキング17位)
 スズキに移籍したアンドレア・イアンノーネは、速さは見せながらも、それが結果につながっていない。序盤の4戦でポイントを獲得したのは1戦のみ、前戦スペインGPでも転倒リタイアに終わった。昨年のル・マンでは予選で3番手を獲得し、決勝序盤はトップを行くホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)を追ったが、転倒リタイアに終わっている。次のホームグランプリ、イタリアGPを前にいい流れを引き寄せたいところ。

「ル・マンは好きなコースだから、エンジョイしたい。重要なことは最初から競争力があることだ。今回のレースではポジティブな勢いを取り戻すことが重要となる」

「先週のヘレスでは、多くのテストを行ない、重要な方向性をつかむことができた。ストップ&ゴータイプのタイトコースのル・マンでも、よいセットアップを決めるのに役立つはずだ」

■シルバン・ギュントーリ(アレックス・リンスの代役参戦)
 アメリカGPで転倒負傷し欠場中のアレックス・リンス(スズキ)の代役として今レースに起用されたシルバン・ギュントーリ。35歳のフランス人ライダーで、2001年の250ccクラスでグランプリデビュー後、2006年まで250ccクラスで活躍した後、2007年、2008年にMotoGPクラスにフル参戦した経験を持つ。

 その後、スーパーバイク世界選手権(SBK)に転向、2014年にはSBKチャンピオンを獲得、今年はブリティッシュスーパーバイク(BSB)に、ベネッツ・スズキからレギュラー参戦している。

「先週のヘレステストはいい内容で、特に2日目はポジティブだった。タイヤに合わせたセットアップを中心に行ない、少しよくなった。特にハードコンパウンドのタイヤでのセットアップに力を注ぎ、これはレースで使う可能性の高いタイヤだから、ペースを大きく改善できたのでうれしく思う」

「GSX-RRをテストすることはとても素晴らしい体験となった。マシンとタイヤを理解でき、ル・マンでは役に立つと思う。また、チームとの仕事も非常にポジティブで、多くの情報を共有し、感触はよかった」

「ル・マンのレースがとても楽しみだ。久しぶりのMotoGPでのレースとなるが、テストが不安を取り除き、自信につながった。早くフランスのファンに会いたいし、この素晴らしい経験を楽しみたい」