マルコ・アンドレッティは、2018年シーズンにインディカーのエアロキットに関するレギュレーションが改定されることを挙げ、2017年はフェルナンド・アロンソがインディ500に挑戦するには“理想的な年”であると語った。
インディカーでは、2015年シーズンからエンジンを供給するシボレーとホンダがそれぞれ開発したエアロキットを各カスタマーチームに供給しているが、2018年からはダラーラが開発した共通仕様エアロキットに切り替えられる予定だ。
現在の開催カレンダーでは、インディ500の舞台であるインディアナポリス・モータースピードウェイがシーズン最初の高速オーバル戦となるため、2018年は各チームとも、スーパースピードウェイでのマシン挙動をゼロから学び直すこととなる。
3日間のプラクティス走行を終えたアロンソは、現在もマシンの挙動に納得していないとしているものの、チームメイトであるマルコは、チームがこれまで蓄えてきたデータがアロンソの走りを後押しする材料になっていると語る。
「マシンセットアップの基礎はできているから、(アロンソにとって)理想的な年だと言える」とマルコ。
「何と言っても、彼はディフェンディング・チャンピオン(2016年インディ500ウイナーのアレキサンダー・ロッシ)とチームメイトなんだからね」
「僕たちのマシンは走り出しから、いい感触だった。その後も着実に進化を続けているよ」
「しかし来年は、一から学び直さなければいけないシーズンになる。どの年も学ぶべきことがあるのは確かだけど、今年に関して言えば、マシンについてはほぼ熟知していると言っても過言ではない」
「だから、これ以上理想的な年はないと思うんだ」