トップへ

ブライアン・デ・パルマのドキュメンタリーやルーニー・マーラ出演作も カリコレ2017開催へ

2017年05月18日 12:13  リアルサウンド

リアルサウンド

『ウーナ』(c)WestEnd (Blackbird) Limited/Channel Four Television Corporation 2016

 映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション2017」(以下「カリコレ2017」)が、7月15日から8月18日にかけて新宿シネマカリテで開催されることが決定した。


参考:観客の心理を操る『スプリット』 ヒッチコックに通じるシャマラン監督の演出の秘密


 「カリコレ2017」は、東京・新宿のミニシアター、シネマカリテが2014年から開催している映画祭。4回目の開催となる今年も、例年どおりジャンルや国境を超えた選りすぐりの新作、旧作、未公開作が上映される。


 映画祭のオープニングを飾るのは、『百円の恋』の武正晴監督が、瑛太と佐藤江梨子をキャストに迎え、役者として売れず苦悩するヒデオと格闘技団体で働きながら彼を支えるカナコを通して、華やかなエンターテイメントの裏側で奮闘する人々の姿を快活に描いた人情喜劇『リングサイド・ストーリー』(10月、新宿武蔵野館にて公開)。クロージング作品には、ジム・ジャームッシュ監督が手がけたザ・ストゥージズのドキュメンタリー『ギミー・デンジャー』(9月2日、シネマカリテにて公開)が選出された。


 また、先行プレミア作品として、太賀、中村蒼、矢本悠馬、染谷将太らが今日有縁する青春ロードムービー『ポンチョに夜明けの風はらませて』(10月、新宿武蔵野館にて公開)の上映も決定。


 新作には、『フランシス・ハ』のノア・バームバック監督と『マッド・ガンズ』のジェイク・パルトロー監督が、ハリウッドの巨匠ブライアン・デ・パルマ監督の波乱万丈な映画人生に迫るドキュメンタリー『デ・パルマ』(原題:「De Palma」)、ユアン・マクレガー初監督作『アメリカン・テロリスト』(原題:「American Pastoral」)、世界各国の映画祭で様々な賞を受賞しているカナダの俊英ステファン・ダン監督による青春ファンタジー『さよなら、ぼくのモンスター』(原題:「Closet Monster」)、パナマのスラム街で育ち、後に偉大なファイターとなったプロボクサーのロベルト・デュランの半生を、エドガー・ラミレス、アッシャー、ロバート・デ・ニーロの競演で贈る『ハンズ・オブ・ストーン』(原題:「Hands of Stone」)、ルーニー・マーラ、ベン・メンデルソーンなどの共演により、ブロードウェイで公演された戯曲を映画化したラブストーリー『ウーナ』(原題:「Una」)などがラインナップされた。


 また、名物オリジナル企画“大井武蔵野館MEMORIAL”では、毎年恒例の『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』が上映されるほか、ベスト・アクション復活祭'17と題して、伝説のカルト・ムービー『吐きだめの悪魔(HDバージョン)』がスクリーンに復活する。


■第1弾ラインナップ
『リングサイド・ストーリー』
『ギミー・デンジャー』
『ポンチョに夜明けの風はらませて』
『デ・パルマ』
『アメリカン・テロリスト』
『さよなら、ぼくのモンスター』
『フィアー・インク』
『キャットファイト』
『ウィンター・ドリーム -氷の黙示録-』
『ハンズ・オブ・ストーン』
『バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍』
『ウーナ』
『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』
『吐きだめの悪魔(HDバージョン)』


(リアルサウンド編集部)