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GAINER TANAX triple a GT-R 2017スーパーGT第2戦富士 レースレポート

2017年05月18日 10:52  AUTOSPORT web

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GAINER TANAX triple a GT-R 2017スーパーGT第2戦富士
2017年5月18日
プレスリリース

無念のセンサートラブル!!
完走し、次戦は上位を狙う

#10 GAINER TANAX triple a GT-R
富田竜一郎/吉田広樹
予選:16位/決勝:24位

5月3日(水曜日)
公式練習 9:00~10:35
天候:晴/コース状況:ドライ Pos.18

ノックアウト予選 1回目 14:40~14:55
天候:曇/コース状況:ドライ Pos.16

ノックアウト予選 2回目 15:25~15:37
天候:曇/コース状況:ドライ --

 ゴールデンウィークに毎年開催される第2戦富士500kmレース。シリーズ戦の中で、2番目に長い距離を走行する。前回の開幕戦では、6位入賞しポイントを獲得。この良い流れを止めることなく、シングルフィニッシュを狙う。

 天気も崩れる予報もなく、すがすがしい小春日和の中、9万2100人の来場者を集めて開催された。

 公式練習の走り出しは富田竜一郎から。マシンバランスは、アンダーにもオーバーにもなるようで、リアの足回りのセット変更を進める。

 1時間ほど富田でセットを進めた後、吉田広樹と交代する。

 吉田もマシンバランスを確認。300クラス専有時間に入る約15分位前に、No.360GT-Rがストレートエンドでバースト、クラッシュし赤旗中断となる。

 その後300クラス専有時間も吉田が担当。このセッションは18番手で終了した。

 朝の快晴から比べると、雲も多くなり気温も下がり始める。予選はQ1を担当するのは富田。

 予選開始から約1分30秒経過してから、タイムアタックに入る。周回毎にタイムをあげ、計測6周目に、1分36秒940のタイムで暫定16番手。

 最後のアタックラップは、セクター1、セクター2と自己ベストを更新していく。しかし、セクター3でタイム更新することが出来ず、渾身のアタックでもQ1敗退となってしまった。

ドライバーコメント
吉田広樹
 今日はフリー走行を走って、予選はQ1を富田選手が走りました。ポジション的にはあまり良くなかったのですが、明日は通常よりも長いレースなので、前回のように、今あるタイヤだったり、車のベストな状況を引き出して、コンスタントに走ることにより、少しでも前でチェッカーを受けて、ポイントを獲得し、次戦以降に繋がるような強いレースができたらと思います。

5月4日(木曜日) 決勝RACE 14:15~
天候:晴/コース状況:ドライ Pos.24

 昨日のQ2の気温19度、路面温度29度と同じ状況下でのスタートとなった。ただ、日差しは昨日より降り注いでいる。

 静岡県警察本部の白バイ9台とパトロールカー5台のパレードラップから始まり、1周のフォーメーションラップの後に500kmのスタートが切られた。

 1周目は1台パスして、15番手でコントロールラインを通過。

 3周目には、No.21 AUDIもパスし、14番手に。そこから前を走行するNo.111 AMGと後方から来るNo.60 RC Fとバトルを展開。どちらとも1秒以内の攻防を15周に渡って展開。他車が接触等で後退するなどもあり、18周目には12番手まで浮上。

 33周目に1回目のピット作業を行い、ドライバーは吉田と交代する。

 吉田に交代してから10周目を過ぎる時に、シフトが抜けると悲痛なコメントを伝えてくる。何度もその症状が現れ、翌周に緊急ピットイン。

 懸命にメカニックが原因を探し、エンジンのセンサーに問題があると判明。センサーを新しいものと付け替えて、ガソリンを給油してふたたび吉田がコースへ。

 そこからはトラブルもなく周回を重ねるが、すでにトップの車両からは6周の周回遅れとなり、25番手まで後退してしまっていた。

 72周目に最後のピット作業を行い、富田がコースへ出て行く。92周目にNo.88 HURACANのタイヤが外れ、24番手に。

 75周目にベストタイムを更新するが、6周のギャップは埋めることができず、そのままの順位でチェッカーを受けた。

 今回トラブルにより、ポイント圏外に落ちてしまったが、500kmレースを完走し、データも収集出来たことは、これからのレースにもかなりのプラス材料になった。

 次戦オートポリスは、2015年にシリーズチャンピオンを決めたサーキット。次戦は必ず11号車とともに表彰台を勝ち取りたい。

レース後コメント
富田竜一郎
 僕たち10号車は決勝24位完走となりました。

 スタートから二つポジションをあげて走行していましたが、タイヤの磨耗が少し厳しく、予定より早めのピットストップになってしまいました。

 途中他車に接触され、一部破損させてしまったせいで若干マシンバランスも悪化してしまいました。

 吉田選手に代わってから10周ほどでマシンのトラブルに見舞われてしまいました。そのなかでも迅速に修復してくれたメカニックのみんなには感謝です。最後のスティントのペースが悪くなかっただけに非常に残念です。

まだ自分たち自身のスピードが足りない部分もあるので、次のオートポリスに 向けて色々改善して臨めるようにしていきたいです。

吉田広樹
 レースをスタートして、富田選手がポイントを狙える位置で走行していたのですが、その後僕に変わった直後、約10周走行後にマシントラブルに見舞われてしまいました。

 それで修復のためにピットに戻り、この時点で勝負権は無くなってしまいました。しかし、メカニックが修復してくれ、完走することができました。

 完走することによって、完走ポイントも獲得できましたし、タイヤの摩耗など、今後のためにもデータ取りができましたし、ベストを尽くして走れた ので、レースとしては残念でしたが、意味のあるレースに出来たと思います。

 2週間後に第3戦のオートポリスがあるので、しっかりと今回の分も挽回して、僕の地元開催でもありますので、ポイント獲れるように頑張りたいと思います。

田中哲也総監督コメント
 結構硬めのタイヤを選んでまして、その状態でQ1突破を目指していましたが、ギリギリ通過することが出来ませんでした。

 決勝はスタートしてから、安定したラップを刻み、500kmの長いレースを着実にポジションを上げていきましたが、トラブルが発生し、残念な結果になってしまいました。

 ラップタイムも同じ車両の3号車と比較しても、そんなに遜色がなかったので、今後に期待は持てると感じました。