映画『少女ファニーと運命の旅』が、8月11日から東京・有楽町のTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。
1943年のヨーロッパを舞台に、ナチスの手から逃れるためにスイスを目指すユダヤ人の子供たちを描く同作。ナチスの支配下にあるフランスで、秘密裏に運営されているユダヤ人の子供を匿う施設から、13歳の少女・ファニーを含む9人が別の場所に移ることになるが、引率者とはぐれてしまい、自力で目的地に向かうというあらすじだ。
原作は1930年にドイツに生まれ、現在はイスラエルに在住するユダヤ人女性ファニー・ベン=アミの自伝。出演者にはレオニー・スーショー、セシル・ドゥ・フランス、ステファン・ドゥ・グルート、ライアン・ブロディが名を連ねている。監督を務めたローラ・ドワイヨンは、映画監督のジャック・ドワイヨンと編集技師のノエル・ボワソンの娘で、自身の夫であるセドリック・クラピッシュも映画を制作している。