28日に決勝レースを迎えるインディカー・シリーズ第6戦インディ500。走行3日目となる17日のプラクティスは、エド・カーペンター・レーシングのオーナードライバー、エド・カーペンターがトップスピードを記録した。
フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)は、39周を走行し4番手。佐藤琢磨は、2周のみのチェック走行で一日を終えている。
強風に見舞われたプラクティス3日目。前日よりも強い風速32km/h以上の風がコース上に吹き、走行を開始したグラハム・レイホールも「(ピットに)向かうよ。これはばかげている」と無線するなど走行を自粛するドライバーたちが続出した。
そんな中、積極的に走行したのがエド・カーペンター・レーシング。チームオーナー兼ドライバーを務めるオーバル職人のカーペンターは52周を走行し、222.894mphでトップスピードを記録。
チームメイトのJR.ヒルデブランドもこの日最多となる54周を走行し3番手。2番手には47周を走行し222.599mphを記録したスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が入った。
F1スペインGPからのすぐの移動であまり眠れていなかったアロンソだったが、午前中に行われたアンドレッティ・オートスポートのチームカンファレンスでは「目を覚ますことなく眠れた最初の夜だった」と語るなど体調も戻ってきたおり、3日目は39周を走行。最後の1時間でスピードを上げ、4番手となる219.533mphを記録した。
「トリッキーだったね。みんな走らなかったけど、僕にとってはどんなコンディションもいいレッスンだよ」
「今日は強風でドライブする方法や、コーナーから次のコーナーでのセットアップの仕方を学べた。すべて計画通りにいったよ。チームは、後部やエンジン、チューニングなどいろいろテストして走っていたと思う。だから生産的な一日だったんじゃないかな」とアロンソ。
佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は、チェック走行を2周のみ行いプラクティス3日目を終えている。
18日も12時から6時間のプラクティスが予定されているが、インディアナポリスの天候は木曜日から日曜日にかけて下り坂となっており、走行不足が懸念されそうだ。