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EXILE TAKAHIROから鈴木伸之まで…LDH主催ボーカルオーディション出身者に注目

2017年05月18日 07:23  リアルサウンド

リアルサウンド

『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5』

 LDHのパフォーマー集団・FANTASTICSのボーカリストを選出する『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5』の開催が、先日アナウンスされた。2006年から始まったLDH JAPANによるボーカルオーディションも、今回で5回目。同オーディションではこれまでも多くの隠れた才能を発掘、合格者だけでなく出場者も活躍するきっかけを作る場として機能している。


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 歴代合格者として最もよく知られているのは、今やEXILEの中心メンバーの一人でもあるTAKAHIROだろう。美容師だった彼は2006年の『EXILE VOCAL BATTLE AUDITION 2006 ~ASIAN DREAM~』に合格し、EXILEに加入。その後、一気にスターダムを駆け上がったことで同オーディションが注目を集めたとも言える。また今回メンバーを募集しているFANTASTICSのリーダーで、EXILEのメンバーでもある世界と佐藤大樹は2013年の『EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION』の合格者である。世界はもともと劇団四季の舞台経験もある実力派、佐藤はEXILEの最年少メンバーで、個性的でエネルギッシュなパフォーマンスでファンを魅了している。このほかにも圧倒的な実力を持つボーカリスト・今市隆二、登坂広臣(三代目J Soul Brothers)が2010年の『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 2 ~夢を持った若者達へ~』合格者であるなど、歴代合格者は確かな実力の持ち主ばかりだ。そんな中、惜しくも合格者に選ばれなかったものの、オーディションに出場経験があり、他ジャンルで活躍を見せる人物にも注目したい。


 『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 3 ~For Girls~』のダンス部門に出場していたヒップホップユニット・スダンナユズユリーのメンバーでもあるパフォーマー・須田アンナ(E-girls、Happiness)は最年少の15歳でHappinessに加入。、華やかで存在感抜群な須田は、スダンナユズユリーではパワフルなパフォーマンスで、これまでとは異なる新たな一面を見せている。また、『EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION』『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 4 ~夢を持った若者達へ~』『GLOBAL JAPAN CHALLENGE』の3つのオーディション合格者・出場者からメンバーが選出されているTHE RAMPAGE。中でもパフォーマーのLIKIYAと陣はオーディション合格者ではなかったものの、現在はリーダーとなって同グループを支えている。


 そしてLDH所属ではないものの、現在、振付師として精力的に活躍しているのがAKB48や乃木坂46の振付で知られるWARNER。彼はTAKAHIROと同じ2006年のオーディションに参加しファイナリストとなっていることから、歌とダンスどちらもこなせる多彩な人物であることがわかる。


 歴代出場者の中には音楽活動ではなく、俳優として活動する者も目立つ。2006年のオーディションに出場した青柳翔(劇団EXILE)は、ドラマ『ろくでなしBLUES』(日本テレビ系)、映画『今日、恋をはじめます』など数々の作品に出演し、俳優として確固たる地位を築いてきた人物だ。ワイルドな見た目とギャップのある繊細な演技は青柳にしか出せない味がある。青柳は、2016年にはEXILE ATSUSHIが作詞・作曲を手がけた「Maria」で歌手デビュー。今年6月には2ndシングル『そんなんじゃない』をリリースするなど、現在では歌手活動も並行して行っている。また、現在放送中の『あなたのことはそれほど』(TBS系)に出演する鈴木伸之(劇団EXILE)は今市、登坂と同じ2010年のオーディションに出場していた。鈴木はドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』(TBS系)、映画『桐島、部活やめるってよ』『オオカミ少女と黒王子』といった話題作に次々と出演し、嫌味のない爽やかな演技で個性を放っている。


 合格者はもちろん、出場者にも華やかさと才能を兼ね備えた人物は少なくない。歌唱力の高さのみならず、ダンス、演技など様々なジャンルで活躍しうるポテンシャルの持ち主である出場者から、今回はどんな次世代スターが誕生するのか。オーディションの行方から目が離せない。(村上夏菜)