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マクラーレンF1、バンドーンの降格ペナルティに不満「裁定に柔軟性がない」

2017年05月18日 06:52  AUTOSPORT web

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2017年F1第5戦スペインGP ストフェル・バンドーン(マクラーレン・ホンダ)がフェリペ・マッサ(ウイリアムズ)と接触し、リタイア
マクラーレン・テクノロジー・グループのCOOであるジョナサン・ニールが、スペインGPでのクラッシュによりストフェル・バンドーンが次戦グリッドダウンのペナルティを受けたことに対し、不満を示した。

 33周目、15位を走っていたバンドーンに、ピットストレートで後ろからマッサが急激に近づき、コーナーでインに入ったが、見ていなかったバンドーンが通常どおりターンインしたため、接触。バンドーンはコースオフし、サスペンションのダメージのため、その場でリタイアとなった。マッサはレースを続行している。

 今年のF1ではバトルに関するペナルティは極力出さない方向にあり、スペインGP決勝においてもいくつかの接触がお咎めなしの裁定となったが、バンドーンに関しては次戦モナコGPで3グリッド降格のペナルティを科されることが言い渡された。

 バンドーン自身は、これはレーシングアクシデントであるとして、ペナルティへの不満を示唆している。
「フェリペ(・マッサ)があの位置にいるとは全く思わなかった」とバンドーンはリタイア直後、録画を見る前に語った。
「彼が抜いていくのに十分なスペースを残したと思う。でも残念ながら接触し、僕のフロントホイールは壊れ、レースを終えるしかなくなった」

「誰のことも非難したくはない。あれはただのレーシングインシデントだというのが、僕の個人的な意見だ」

 ニールもこの裁定について不満を示している。

「ストフェルにマッサは見えていなかった。ストレートでの接近スピードは非常に高かった」とニール。

「あれはレーシングインシデントだったと私は思う」

「FIAはモナコでの3グリッド降格のペナルティを科した。残念なことだ。マッサのレースには影響がなく、ストフェルのレースには影響した。それで(ストフェルは)十分な痛みを受けた。私としてはそう考えたかったのだが」

「規則が単に、細かいところまでこだわり、合理的で、標準化され、予想どおりのものであるなら、ロボットでも実行できる」
 
「だが我々としては、残念だがこの結果を受け入れて前に進むしかない」