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DTM新導入のリスタートやペナルティにドライバーたちが調整を求める

2017年05月17日 22:32  AUTOSPORT web

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今シーズンから導入された2列編成の「ダブルファイル・リスタート」
2016年のDTMドイツ・ツーリングカー選手権チャンピオンで今年もBMWから参戦するマルコ・ウィットマンは、第2戦ホッケンハイムで優勝したジェイミー・グリーン(アウディRS5 DTM)のレース中のペナルティが厳しくなかったと訴えている。

 5月頭にホッケンハイムで開幕を迎えたDTM。今季からスポーティングルールを変更し、リスタートはインディカーで行われている「ダブルファイル・リスタート」が導入された。80km/hで2列編成となりリスタートを迎える方式だ。

 日曜日に行われた第2戦ではスタート直後にセーフティカーが導入され、「ダブルファイル・リスタート」が初めて行われた。

 このリスタート時に2番手につけていたグリーンがトップのティモ・グロック(BMW M4 DTM)よりも前に出てスタートを切ったため、グリーンにはフライングのペナルティを科せられ、出遅れたグロックは大きくポジションをダウンした。

 5秒のストップ&ゴーペナルティを受けたグリーンは、ピットストップまでに十分なギャップを作り、ペナルティとタイヤ交換を終えてもライバルたちより前でコースに復帰し、優勝を飾った。

 このレースで3位に終わったウィットマンは、「僕たちはまだリスタートを改善しなかればならないと確信している。僕の意見では、リスタート時にはリーダーにとって常に少しのアドバンテージがなければならない。リーダーが4つや5つポジションを失っては意味がないよ」

「たぶんジェイミーに対してのペナルティも十分に厳しいものではなかった」とコメント。

 今週末行われるラウジッツリンク戦では、DTMドライバーたちはファンにより良いショーを提供するため、新しい進行をサポートするよう提案している。

 アウディのマイク・ロッケンフェラーは、リスタートの改善を一緒に考えるようドライバーたちに提案している。

「まだ学習過程さ。僕の見解では、たしかにホッケンハイムでは多くの面で理想的ではなかった。人々はそこから学ぶことができる。だからラウジッツリンクで僕たちはレースディレクターと一緒に集まる必要があるんだ」

「シリーズは厳格なルールを持ち、それをコントロールし、公正なリスタートをするためにソートする必要がある。ポジションをひとつ上げればいいけど、7つものポジションを獲得できるということはないよ」

「たしかにファンやレース、そしてショーのために正しい方法だとも思う。僕たちはそれができてハッピーだけど、微調整する必要があるんだ」