WRC世界ラリー選手権でワークスドライバーとして活躍したハリ・ロバンペラの息子、カリ・ロバンペラがレッドブルの支援を受けることとなった。
幼少時代から父ハリからラリードライビングの英才教育を受け、弱冠16歳にして“神童”とも呼ばれているカリ。2016年はラトビア国内のラリー選手権でタイトルを獲得。今季も開幕2戦を終え、17点のリードを持ってランキング首位につけている。
今年10月のWRC第12戦ラリーGBへの出場を目指しているとされるカリは、「(レッドブルとの)契約を嬉しく思う」と語った。
「レッドブルはラリー界で、もっともクールなブランドだ。彼らの一員に加わることができて、本当に嬉しいよ」
「僕のラリーキャリアにとって、大きな1歩になる。以前からレッドブルと話をしてきたけれど、今回のスポンサー契約によって、僕の将来がさらに広がることになる」
「今、僕から言えるのはこれくらいだよ」
カリはラトビア国内戦と並行して、ターマック(舗装路)での経験を積むべくイタリア国内ラリーにも参戦。プジョー208 T16をドライブしたが、ステージ走行中に横転する不運に見舞われた。
カリは「プジョーのエンジンはS2000のもののように感じた」と不満をもらしている。
「低回転域でまったくトルクがなかったんだ。特にあの週末のステージでは最悪の組み合わせだった」
「だから、マシンを横転させてしまったんだよ」