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フェラーリ、2015年型マシンでピレリの来季用ウエットタイヤを追加テスト

2017年05月17日 16:53  AUTOSPORT web

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2017年F1バーレーンGP セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
フェラーリは他チームに先駆けて、2年前のF1マシンを使用してピレリの2018年型ウエットタイヤのテストを行う。

 ピレリはFIAや各チームと協議の末、現行マシンを使ってのドライおよびウエットタイヤテストのスケジュールを決定したが、ウエットタイヤに焦点を当てた古いマシンによるテスト日程が追加できないかと打診していた。

 古いマシンはタイヤサイズが異なり、ダウンフォースも少なくなる。それでも現行車両での走行に追加してテストを行うことで、新コンセプトについて学ぶことができるとピレリは考えている。

 現行マシンでのウエットテストは、ポールリカールでレッドブルが5月31日と6月1日に、7月19日と20日にはマニークールでマクラーレンが行うことになっている。ピレリは古いマシンによる2日間の追加テストを希望しているが、それに先駆け、6月にフィオラノでフェラーリとの走行テストを行うことが確実になった。ピレリのレーシングマネージャーを務めるマリオ・イゾラが、次のように述べている。

「6月2日にフィオラノでテストを行うことになった。2015年型マシンで旧サイズのタイヤとなる。いくつかの新しい方向性を探ろうとしている」

「現時点ではこれが唯一のテストだ。2017年型マシンを使う公式テストは予定されているが、他の日程も調整できないかを確認しているところだ。今回のテストに加えて、あと数セッション行うことを計画している」

 フィオラノでのテストに参加するドライバーは明らかになっていないが、フェラーリのジュニアドライバーに走行距離を稼がせる機会として、アントニオ・ジョビナッツィ、シャルル・ルクレール、アントニオ・フォコのうち1人が起用される可能性がある。