TOYOTA GAZOO Racingは5月25~28日に開催される第45回ニュルブルクリンク24時間耐久レースにレクサスRCを投入。2016年大会の雪辱に挑む。
今年2月のプレスカンファレンスで発表されたように、2017年は1台体制でニュル24時間に挑むトヨタ。今年はチームにとって11年目のニュル24時間挑戦だ。
参戦車両であるレクサスRCは2016年大会にも投入されたが、昨年はレース序盤に駆動系トラブルに見舞われ、13時間におよぶ修理も実らず、リタイアとなった。
2017年大会に向け、チームはマシン製作とテスト走行のサイクルを加速させ、マシンを大幅に進化させて挑む。参加するのは昨年同様、SP3Tクラスだ。
ドライバーはニュルの経験が豊富な井口卓人/松井孝允/蒲生尚弥の3名に、社員ドライバーの矢吹久を加えた布陣。同じくトヨタ自動車社員の平田泰男がチームメカニックを務める。
ドライバーのひとりである井口は「国内テスト、ニュル前哨レース(VLN,予選レース)を通じて、クルマは確実に進化しています」と語っている。
「(前哨レースでは)トラブルもほとんどなく、順調すぎて怖い所もありますが、ニュルでは何が起きるかわかりません」
「気を緩めることなくチーム全体で“心を一つ”にして挑みたいと思います」
加えて、タイトヨタもTOYOTA GAZOO Racing Team THAILANDとして2台のカローラ・アルティスを投入。先日報じたように、このうち1台には“日本のニュルマイスター”こと木下隆之が加わっている。