インディアナポリス・モータースピードウェイで開催されている伝統のレースのインディ500。走行2日目となる16日は、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が224.656mphでトップスピードをマークした。
佐藤琢磨(アンドレッティ・オートスポート)は、前日のスピードには及ばないものの223.556mphで6番手。フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ・アンドレッティ)は、この日最多となる117周を走行し24番手のスピードを記録している。
晴天には恵まれたものの風の強い1日となったプラクティス2日目。32人のドライバーが走行を行った。大きなクラッシュなどなかったが、風速25㎞/hの突風が吹くなど各車はスピードを抑えての走行となったようだ。
この日トップに立ったのは、ウィル・パワー。いいトウ(ドラフディング)を得て、総合では5番手となる224.656mphを記録。トウなしの記録でも4番手とバランスのいいマシンを得ている。
「グリップがとてもいいね。コース上はたくさんのラバーが重ねられているよ。クルマはかなりいい感じだし、トラフィックでも問題ないよ」とパワー。
2番手にはチームメイトのエリオ・カストロネベスが224.287mphで続き、残り10分でギャリー・チャベス(ハーディング・レーシング)が3番手に入った。
ホンダ勢トップは、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の4番手。セージ・カラム(ドレイヤー&レインボールド)が続き、佐藤琢磨は106周と積極的に走行を重ね6番手で2日目を終えた。
前日はリヤサスペンションに問題を抱えていたフェルナンド・アロンソだが、2日目は順調に走行を重ね、この日最多となる117周を走行。終盤には、時折3ワイドとなるような大きなパック走行(集団走行)も経験するなど、着実にオーバル走行の経験を積んでいるようだ。
アロンソは、スピードこそ221.029mphの24番手だったが、トウなしの走行ではチームメイトたちよりも上の14番手を記録している。
トウなしの単独走行では、エド・カーペンター・レーシングが速さを見せ、オーナードライバーのエド・カーペンターはトップとなる222.842mphを記録。チームメイトのJR.ヒルデブランドもトウなしでは3番手につけている。
プラクティス3日目となる17日も、12時から6時間の走行が予定されている。