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フォーミュラV8 3.5に挑む金丸悠、モンツァでの第3ラウンドで今季初表彰台

2017年05月16日 17:42  AUTOSPORT web

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フォーミュラV8 3.5の第3ラウンドで金丸悠(RPモータースポーツ)が今季初の表彰台
2017年のフォーミュラV8 3.5は5月13~14日、イタリア・モンツァで第3ラウンドが行われ、RPモータースポーツから参戦する金丸悠がレース2で3位表彰台を獲得した。

 昨年までのテオ・マーティン・モータースポーツからRPモータースポーツに移籍し、2017年シーズンを戦っている金丸。

 4月にイギリス・シルバーストンで行われた第1ラウンドは、体調不良に苦しめられレース2を棄権したものの、レース1は10位入賞。続くベルギーのスパ・フランコルシャンで行われた第2ラウンドではレース1で5位、レース2で8位と連続入賞を果たしている。

 モンツァでの第3ラウンド、金丸は金曜日のフリー走行から速さをみせていたが、レース1のグリッドを決める予選セッション1ではアタックラップで赤旗が掲示される不運があり5番手。予選セッション2では、セッティング変更が裏目に出てしまい、こちらも5番手となってしまう。

 そして迎えたレース1、金丸がスターティンググリッドにマシンを進めると、突如マシンに取り付けられた消化器が作動してしまうアクシデントが発生。安全上の理由からリタイアせざるを得なくなり、戦わずしてレースを終えることに。

 翌日のレース2、同じく5番グリッドからスタートした金丸は、スタートでミスがありポジションをふたつ落としてしまったものの、そこからはペースアップ。ライバルとピットインのタイミングをずらし、12周目にピットインすると、チームが迅速な作業で送り出し、3番手でコースに復帰した。

 その後は4番手のピエトロ・フィッテパルディ(ロータス)から激しい追い上げを受けたものの、金丸は猛攻を0.379秒差で防ぎきり3位でチェッカー。今季初の表彰台を獲得した。

「スタートではアンチストールが作動してしまいました」と金丸。

「その後は戦略が機能し、ピットアウト後には3番手に浮上し、フィニッシュまでポジションを守ることができました」

「今年は開幕戦からずっと本当についていないレースが続いていてチームも僕もかなり悔しい思いをしてきましたが、ここから這い上がっていきたいと思います」

 なお、第3ラウンドはレース1、レース2ともにレネ・バインダー(ロータス)が制している。

 フォーミュラV8 3.5の第4ラウンドは5月27~29日、スペインのヘレス・サーキットで行われる。