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トヨタ、ル・マン24時間のドライバー布陣を変更。サラザンと負傷のロペスをスイッチ

2017年05月16日 17:23  AUTOSPORT web

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2017年、TOYOTA GAZOO RacingからWEC世界耐久選手権に挑むドライバーたち
WEC世界耐久選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racingは5月16日、ル・マン24時間耐久レースに挑むドライバー編成を変更すると発表した。ステファン・サラザンを7号車トヨタTS050ハイブリッドに、ホセ-マリア・ロペスを9号車トヨタTS050ハイブリッドに起用する。

 今季、小林可夢偉、マイク・コンウェイとともに7号車をドライブするロペスは、第1戦シルバーストンの決勝レース中にクラッシュ。この影響で脊椎を痛めたため、第2戦スパ・フランコルシャンの欠場を余儀なくされていた。

 この欠場により、ロペスはル・マンまでに充分なマイレージを稼ぐことができず。チームとして、この状況を考慮し、当初9号車トヨタでル・マン24時間を戦う予定だったサラザンを7号車に起用する決断に至ったという。

 これにより7号車トヨタは、2016年のル・マン24時間で2位表彰台、シリーズランキングでも3位を獲得した可夢偉/コンウェイ/サラザンの布陣が復活する形となった。

「ホセ-マリア(・ロペス)の開幕戦での負傷、第2戦欠場という結果を受けて、ここ数週間で状況が変わりました」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racingの佐藤俊男代表。

「彼は残念ながら今年、WECでわずかな周回しかレースを戦っていません。そのため、我々はドライバーラインアップの変更を検討いたしました」

「ステファン(・サラザン)が7号車のドライバーとして加わることで、必ず勝利を争ってくれると確信しています。ホセ-マリアは(国本)雄資同様に今年のル・マンで、コースやイベントなど、多くのことを学ぶでしょう」

「そしてそれは将来へ向けての貴重なステップとなることでしょう」

 なお、今季開幕2連勝中の8号車は中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソンの布陣で変わらないほか、2台体制に戻る第4戦からはロペスがふたたび7号車のステアリングを握る。

■TOYOTA GAZOO Racing ル・マン24時間ドライバーラインアップ
・7号車トヨタTS050ハイブリッド
小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ステファン・サラザン
・8号車トヨタTS050ハイブリッド
中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デビッドソン
・9号車トヨタTS050ハイブリッド
国本雄資/ニコラス・ラピエール/ホセ-マリア・ロペス