インディカー第6戦にスケジュールされた伝統のレース、インディアナポリス500マイルレース。第101回大会の走行が15日からスタートし、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)が初日トップに立った。
8度目のインディ500に挑む佐藤琢磨は10番手、F1王者のフェルナンド・アロンソは19番手で初日を終えている。
2週間に渡る第101回インディ500がいよいよスタートした。晴天に恵まれた初日の15日は、12時から14時までがルーキーと久々にオーバルレースを戦うリフレッシャーズたちのメイン走行時間となり、14時から18時までが全車対象のプラクティス走行が設けられた。
F1モナコGPを欠場しインディ500に挑む2度のF1チャンピオン、フェルナンド・アロンソは、12時のプラクティスから走行を開始した。35周を走行し、このセッションではトップとなる最速ラップは221.634mphを記録した。
そして14時から全車対象のプラクティス走行が開始。バディ・ラジア―(ラジアー・レーシング・パートナーズ)を除く32台が走行を行った。
今年の“ファースト・オン・トラック”は、JR.ヒルデブランド(エド・カーペンター・レーシング)。その年のインディ500で最初にコースインしたドライバーが1984年から記録されており、昨年最初に走行したエド・カーペンターはリタイアに終わり31位だった。ヒルデブランドは何位でインディ500を終えるだろうか?
初日は昨年に引き続きマルコ・アンドレッティがトップに立った。47周を走行し、31周目に最速となる226.338mphを記録している。
「スピードは常にいい感じだよ。予選にポイントが与えられるので、完全に無視することはできないけど、僕の目標はレースに勝つことだ」とマルコ。
今年のインディ500には、レギュラードライバーのマルコ、ライアン・ハンター-レイ、佐藤琢磨、アレクサンダー・ロッシに加え、ルーキーのジャック・ハーベイと世界が注目するアロンソの6台体制で挑むアンドレッティ・オートスポート。
最初のクラッシュをハーベイが記録してしまったが、マルコがトップを奪い、ハンター-レイが5番手、琢磨が10番手、ロッシが13番手、そしてアロンソが19番手で初日を終えた。
12時からのプラクティスに走行していたアロンソは、14時からのプラクティスでは中盤から走行を開始。20周を走行し15周目にベストラップとなる223.025mphを記録した。
残り1時間でアンドレッティ・オートスポートは、レギュラードライバー4人がドラフトを使った集団走行を行い順調にプラグラムを消化していたが、アロンソはリヤサスペンションに問題があり、この走行には参加できなかった。
初日2番手は、チップ・ガナッシのスコット・ディクソン。ディクソンはドラフトなしの単独走行で225.296mphを記録している。
3番手はオーバル職人のエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)。4番手にセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン)が続いた。
16日火曜日は、12時から18時までプラクティス走行が予定されている。