トップへ

フォーミュラE:第5戦モナコ、最終ラップにディ・グラッシ猛追も0.3秒届かず。ブエミ4勝目

2017年05月15日 13:43  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

フォーミュラE第5戦モナコ 僅差でトップチェッカーを受けたセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)
フォーミュラEは5月13日、2016/17年シーズンの第5戦モナコePrixが行われ、最終ラップの攻防を制したセバスチャン・ブエミ(ルノー・e.ダムス)が優勝。今季4勝目を挙げた。

 決勝レース前に行われた予選で、今季初ポールポジションを獲得したブエミ。51周で争われた決勝でも、序盤から5秒近いリードを築く速さをみせる。

 21周目、ネルソン・ピケJr.(ネクストEV NIO)とジャン-エリック・ベルニュ(テチーター)による3位争いが激化する。

 ベルニュは3コーナーへの進入でアウト側からピケJr.の前に出たが、イン側のピケJr.も食らいつき、コーナー途中でお互いのフロントホイールが接触。ベルニュはピケJr.に3コーナー立ち上がった先のガードレールへ押しやられる形となり、そのままクラッシュ。この処理のためにセーフティカーが導入された。

 このタイミングで各ドライバーはマシンを乗り換えるためにピットイン。トップを走るブエミもピットへ向かった。

 レースは26周目に再開。トップを走るブエミは、レース再開後も快調なペースを維持していたが、レース終盤に向かうにつれ、2番手のルーカス・ディ・グラッシ(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)が差を縮めはじめる。

 42周目には1.4秒あった両者のギャップは、最終ラップでは0.4秒差まで縮まりテール・トゥー・ノーズの状態に。

 ディ・グラッシは後方からオーバーテイクのチャンスを伺うが、コース幅の狭いモナコではブエミに軍配にアドバンテージがあり、そのままチェッカー。2015/16年王者のブエミが0.320秒差で今季4勝目を飾った。3位表彰台はニック・ハイドフェルド(マヒンドラ)だった。

 今回の勝利で、ブエミはポールポジションポイントと合わせて大量28点を獲得。ドライバーズランキングでのリードを15点まで広げている。

 フォーミュラEの第6戦は5月20日、フランス・パリで行われる。