2017年F1スペインGP決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは12位を獲得した。
アロンソは7番グリッドからスタートしたが、スタート直後のターン2でフェリペ・マッサと接触、グラベルに押し出される形になり、1周目の終わりには11番手までポジションを落とした。最初の2回のピットストップで順位を落とし、15位を走り続けた後、終盤に予定外の3回目のピットストップを行い、ペースを上げてオーバーテイクを繰り返し、最終的に12位でフィニッシュした。
アロンソは日曜夜のフライトでインディアナポリスに移動、初挑戦のインディ500に向けてプラクティスセッションに参加する。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
フェルナンド・アロンソ 決勝=12位
今日のレースは計画どおりにはいかなかった。(スタート直後の)ターン2でフェリペと接触したこと、レース中盤に何周もダニール(・クビアト)の後ろで足止めされたことは少しついてなかった。でもそういったことがなかったとしても、僕らには今日、ポイント圏内に入れるだけのレースペースはなかったと思う。
少しがっかりしているけれど、少なくとも完走はできた。信頼性が向上する、最初の兆しであることを願う。次のグランプリに向けて、しっかり準備を整えていこう。
明日の午前9時にはブリックスヤード(インディアナポリス)に着いていなければならない。午後12時から最初のプラクティスが始まり、マシンに乗り込むんだ。14時間は休めるけど、そのうち9時間は飛行機のなかだ。これからインディモードに切り替えて、2週間の間はインディに気持ちを集中させる。
(スタートについて語り)前のマシンが接触事故を起こしていたから、リスクを冒した。前に出ようとしない方がよかったのかもしれないが、僕は失うものはないから、彼(マッサ)が僕に気付かないかもしれないことを知りながら、アウト側から回りこもうとした。
でもあれがなくても僕らのストレートスピードでは、いずれは順位を落とすことになっただろう。ライバルがじわじわと攻めてきて、最終的に防御できなくなる。あるいは攻めることができなくなっただろう。
前のグループと同等のレースペースはなかったし、もしあったとしても、ピットストップの後でクビアトに引っ掛かったことでチャンスを失ったと思う。
ストレートでオーバーテイクをすることができないから、ずっと彼の後ろを走り続けるしかなく、その結果、レースが台無しになった。