マクラーレン・ホンダのストフェル・バンドーンは、スペインGP決勝でフェリペ・マッサと接触したことにより、次戦モナコGPで3グリッド降格のペナルティを受けることが決まった。
バンドーンは、パワーユニットのエレメント交換により10グリッド降格のペナルティを受け、最後尾から決勝をスタート。33周目、マッサがターン1でインに並びかけたところ、バンドーンがそのままターンインしたために両者は接触。バンドーンはグラベルに飛び出し、サスペンションを壊してそのままリタイアとなった。その際、バンドーンは無線で「マッサとクラッシュした。申し訳ない」と言い、マッサの方は「信じられない。クレージーだ」と怒りを表していた。
このアクシデントによりバーチャルセーフティカーが出されることになったが、マッサの方はレースを続行し、13位でフィニッシュしている。
バンドーンには、ライセンスのペナルティポイント2も科されている。これによりバンドーンのペナルティポイントは合計3となった。前戦ロシアGPにおいて、ターン2でコース外を走った後、規定に従ってコースに復帰しなかったとして、初のペナルティポイントを科されていた。
マッサはスタート直後にはフェルナンド・アロンソと接触、タイヤがパンクし、大きく後退。アロンソはコース外に押し出される形になってポジションを落とし、12位で完走を果たしたものの、今季初の入賞はかなわなかった。