2017年F1スペインGPの土曜予選で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは2位だった。FP3でパワーユニット関係のトラブルに見舞われ、予防的措置で予選前に交換が行われた。予選Q1の2周目に異常が見つかり、チームからマシンをとめるよう言われたが、コクピット内でセッティングを変えたことで問題は解決し、無事に予選を最後まで戦うことができた。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 予選=2位
(短時間でのパワーユニット交換について)メカニックたちはいったいどうやって間に合わせてくれたんだろう。大量の作業をしてうまくまとめ上げてくれた。チームに大きな感謝の気持ちを伝えたい。
午前中はやろうと思っていたことができなかったけれど、このコースもマシンも理解しているし、きちんと機能していることもわかっていた。
本当ならポールポジションをつかめたかもしれないのに、シケインのエイペックスでミスをしたことで少し遅れを取って、タイムをちょっと失った。でもマシンをフロントロウに並べられたことは、全体的に見れば大きな成功といっていい。今日はとても良い仕事ができたと思うよ。問題があることが発覚したけれど、修正できるものだった。
ペースに乗ることができればやりやすくなるから、明日のレースでもリズムをつかめればうまくやれるだろう。良いスタートを切ることは、どんなときでも大切だ。様子を見ていくけれど、明日に向けて自信があるし、笑顔を絶やさないよう努力するよ。
(エンジン交換について語り)チームには心から感謝している。今日はメカニックたちが主役だよ。たった2時間でエンジン交換をするなんて信じられない。彼らのおかげで僕はコースに復帰できた。まるで奇跡だ。彼らのためにポールを取れればよかったんだけどね。でも明日、いい結果を出せることを願おう。
ここ(バルセロナ)で走るようになってからだいぶ年月がたつから、かなりの周回数を走っているけれど、それでも最終シケインがなかなかうまくいかない。
Q3最初のランには満足できたけど、もっとタイムを縮める余地があることは分かっていた。2回目のランはすごくうまくいっていた。最終シケイン(でワイドになる)まではね。ポールまであとちょっとだったのにな。