2017年F1スペインGPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは7位、ストフェル・バンドーンは19位だった。
FP3ではふたりともトラブルなくプログラムをこなし、アップグレードとセットアップの設定の評価を行った。アロンソは10位、バンドーンはグリップの低さを訴え、19位だった。
バンドーンは予選でマシンのパフォーマンスを最大限に引き出すことができずに19位となった。金曜FP2前にパワーユニットを交換したアロンソだが、土曜にはバランスが大幅に向上したと報告。Q1で12位を獲得してQ2に進み、Q2では10位に入り、チームにとって今季初のQ3進出を成し遂げた。Q3ではソフトタイヤが1セットしか使えなかったため、1周にかけるしかなかったが、その1アタックでパッケージのパフォーマンスを最大限に引き出し、予選7位を獲得した。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
ホームグランプリであるスペインの予選で、フェルナンドは心血を注いで、ミリメートル単位まで完璧なラップを刻み、7番グリッドをつかみとった。ブラボー、アミーゴ!(注:友よ、見事だ!の意)
ストフェルは、Q1ではフェルナンドからわずかコンマ数秒遅れだったが、Q2に進むことができなかった。今日のマシンバランスに完全には満足できなかったと彼は話しており、それについてはこれから調べる予定だ。だが現状、中段グループの戦いは極めて熾烈であり、それが彼のQ2進出を妨げた要因であるのは確かだ。しかし彼がどれほど優れたドライバーであるか、我々はよく知っている。明日の決勝に向けてセットアップを最適化するため、今夜エンジニアたちは彼とともに懸命に作業に励む。
最後になったが、ホンダに称賛の言葉を送りたい。彼らが小規模でありながら価値あるアップデートを持ち込んでくれたことが、今日の我々のパフォーマンス向上に貢献したのは明らかだ。