WTCC世界ツーリングカー選手権の第3ラウンドは5月13日、ハンガリーのハンガロリンクで予選が行われ、ロブ・ハフ(シトロエンC-エリーゼWTCC)がメインレースのポールポジションを獲得した。
ノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)の地元であり、毎年ミケリスを応援する多くのファンが訪れるハンガロリンク。ウエットとなったプラクティスでは、1回目でハフがトップタイムをマークするも、2回目ではミケリスがトップタイム。地元ファンに期待を抱かせた。
ドライで迎えた予選では、Q1ではニッキー・キャツバーグ(ボルボS60ポールスターWTCC)が1分48秒995でトップタイム。ハフ、そしてティアゴ・モンテイロ(ホンダ・シビックWTCC)が続いた。事前にテストでハンガロリンクを走っている道上龍(ホンダ・シビックWTCC)は12番手でQ2進出を果たした。
続くQ2ではハフが1分48秒494をマークしトップに。エステバン・グエリエリ(シボレーRMLクルーズTC1)が2番手、メディ・ベナーニ(シトロエンC-エリーゼWTCC)が3番手とプライベーターが上位を占めていく。
ネストール・ジロラミ、キャツバーグとボルボS60ポールスターWTCC勢が4~5番手に続く一方で、80kgのウエイトが影響したかホンダ勢はQ2でタイムを伸ばしきれず。ミケリスが6番手でわずかにQ3進出を逃し、モンテイロは9番手という結果に。道上は12番手からオープニングレース、メインレースを戦うことになった。リバースグリッドとなるオープニングレースのポールは、ジョン・フィリッピ(シトロエンC-エリーゼWTCC)が獲得した。
5台で争われたQ3では、ハフが1分48秒264をマークし、メインレースのポールを獲得。2番手にはベナーニがつけ、シトロエンがワン・ツーを占めた。グエリエリが3番手に続いている。
予選後行われたMAC3では、ホンダが今季初めてボルボを下しマニュファクチャラーポイントを獲得。道上も笑顔をみせた。