トップへ

フェラーリF1代表「ライバルから学びつつ、自分たちのプログラムを遂行する」

2017年05月13日 16:12  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

ライコネンはFP1、FP2ともにメルセデスの2台に次ぐ3番手に
フェラーリは2017年シーズンのF1マシンのデザインについて、以前よりもライバルから学ぶ姿勢を取っていると、チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネが語った。

 今週末開催のスペインGPでは全チームがアップデートを持ち込んでおり、特にメルセデスの大きなパッケージの変更には、多くの注目が集まっている。フェラーリは、メルセデス、レッドブルの両チームの取り組みについて、これまでよりも注意深く見守っているとアリバベーネは言う。

「昨シーズン、すべてのライバルを観察すべきだという教訓を得た。もちろん、外観としてはメルセデスは印象的だ。昨日、我々はメルセデスに注目していた」

「だが、我々はレッドブルにも目を向けている。学ぶべき流派がふたつあるんだ。ひとつはメルセデスで、興味深く、クリエイティブで驚かされる。もうひとつはレッドブルで、効果は明白ではないものの、極めて効率的だ」

「彼らと戦い、自分たちの開発を続けていくために、彼らの取り組みついて考えていく必要がある。今季の我々の合言葉のひとつに、見るということがある。そして、もし興味深いものがあれば調査する」

「けれども我々には我々のプログラムがあるので、自分たちの道を行き、計画を遂行していきたい」

 メルセデスはスペインGPの金曜日、2回のフリー走行で1位と2位のタイムを記録し、午前中はフェラーリを約1秒引き離した。ただし午後には、その差は0.5秒以下にまで縮まっている。アップデートによって、メルセデスがフェラーリを出し抜いたのではないかとの問いを、アリバベーネは一笑に付した。

「オーストラリアGPの金曜日、FP1でのメルセデスとの差が同じような具合だったときにも同じ質問を受けた。答えはそのときと同じだ。メルセデスの仕事ぶりには脱帽だ。けれども我々は自分たちのプログラムを変更しない。今週末のプログラムは金曜日に始まり、土曜日に改善するもので、日曜日にも目を向けている」

「それが我々の望みであり、焦点だ。何度も繰り返し話しているように、彼らはチャンピオンなんだ。当然、彼らはタイトルを防衛しなければならない」

「彼らはより強くなった。彼らは我々全員の基準でもある。我々は、彼らを手こずらせなければならないのだ」